沿革


ロータリー創立75周年記念

1980年4月

 1980年は、ロータリー創立75周年と東京RC60周年の2つの記念事業が、同時進行した年であった。

 東京RCは、国際親善と友愛のシンボルである花水木を、全国のRCの希望地区に贈呈・配布するほか、晩餐会と家族会をかねた記念例会の開催、座談会記録「思い出を語る」の発行、3H運動への協力としてのRIへの5,355ドルの寄付、RI創立75周年記念N響特別演奏会(NHKホール)など諸行事を精力的に展開した。

 東京RC50周年記念事業として発足した花水木の植栽は、全国に131の花水木ロータリーの森を出現させていた。その間、皇居外苑の北の丸公園の植樹は530本に達し、植樹の余地がなくなったため、江戸川べりの水元公園を第2の森に決め、1977年3月と翌年12月に植樹した。

 60周年では、この花水木をさらに全国に広めることを計画したところ、北は旭川から南は長崎まで17地区のRCから希望があり、2,142本が新たに植栽されることになった。

 多くの礼状が東京RCに寄せられたが、例をあげると、いわき平RCは、新築の中学校の中庭に植樹し「当方では大変珍らしいので、名物になるだろう」と礼状を届けてきた。福生RCは128本を福生市、羽村、瑞穂町へ配布した、と知らせてきた。

 日本の心を結ぶロータリーの樹、花水木は、全国各地で、多くの日本人の心を和ませてくれている。