沿革


ワシントンRCと姉妹クラブ

1982年4月

 ワシントンRCとの姉妹クラブ成立は、日米の首都どうしの姉妹関係として意義深い。

 2つのクラブを結びつける役割を演じたのは、当時ワシントンRC会員であった東ケ崎茂とワシントンRC直前会長のジョン=P.アーネス(John P. Arness)であった。発足記念日は、4月1日。末長い関係を願って、相互にあまり負担を感じない事柄を積み重ねていく方針をとり、実を結んだ。

 両クラブの会員は、ワシントンあるいは東京を訪問する際は、できる限り例会に出席し、友好を深めている。アーネスは、締結後、東京RCを訪れ、「日米の桜の木と花水木の交換は、見事な花を咲かせているが、これは人が植えたもの。日米関係に花を咲かせるのも人の成す業である……」と語った。さらに、「東京RCの会員は非常に丁重で礼儀正しい」と感銘の言葉を残している。

 現在、相互の例会出席の他に、ロスターや会報、記念集などの交換をはじめ、お互いの記念日には挨拶を贈り合い、行事の写真も届けるなどして、友好を確認している。

 1989年度には、コンラッド=S.ポーゼイ(Conrad S. Posey)会長から山本会長に、メンバーの子弟を年に2名ずつ、1週間から2週間ほど相互に訪問させて、親善を築き、友好を深めたいという提案が届いた。ロータリーを通しての人間的、文化的な交流は、一歩ずつ踏み固められている。