沿革


例会でモンデール・鈴木両名誉会員がスピーチ 

1994−1995

 1995年1月17日。淡路島北部を震源とする地震が神戸を中心とした諸都市を襲った。諸都市での非常時連絡網の不備などが露呈し都市でのコミニティーのあり方について考えさせられた。

 1995年2月8日。当クラブ名誉会員鈴木俊一東京都知事は,「都市の未来へのチャレンジ」と題した卓話で,来年に開催される世界都市博覧会について述べ,臨海部の埋め立て地450haをテレポートにする構想を示し,2015年までの4段階の整備計画を話された。

 続く2月22日の世界理解月間例会(Ladies Day)には当クラブ名誉会員アメリカ合衆国特命全権大使ウォルター・モンデール閣下がスピーカーとして出席された。モンデール閣下は,「世界のかけ橋:国際交流とボランティアの奨励」と題した卓話で,阪神大震災での各国の素早い対応と民間人の支援活動について述べ,NGOの重要性を指摘された。そして,NGOが活躍できる環境づくりを推進すれば世界の人々は「人間の橋」を自由に架けることがてきるとの考えを述べられた。教育及び文化交流にも触れ,日米相互の奨学制度と留学生を一層充実させることが大切であるとの考えを示された。

 会の運営では,今期の理事会での審議決定項のうち,「米寿を迎えた会員へのお祝い杖の贈呈」と「海外ビジターの登録料を一律に値下げ」を実施した。