沿革


米山奨学寄付−初の年額1,000万円達成 

2008−2009

今年度東京ロータリークラブは、ロータリー米山記念奨学会の前身となった米山奨学基金を設立したクラブでもあることから、黒川会長の「米山奨学事業に力を入れよう」との方針の下、米山月間を中心に積極的な活動を行ってきました。

10月の米山月間例会には、中国で弁護士として活躍されている学友の姫軍氏を卓話講師にお迎えし、また例会に引き続いてのクラブフォーラムでは、姫軍氏の他に2名の米山学友に参加してもらい「奨学生が得たもの活かしたもの」というテーマで話をしてもらいました。

学友の皆さんの話から、米山奨学会の最大の特徴である世話クラブ・カウンセラー制度が、いかに奨学生にとって重要な存在となっているかを再認識できました。

カウンセラーになった会員は、初めてのことに「どうしよう、何をしようか」と悩みますが、誠実に奨学生と向き合っていく中で、心と心のつながりが奨学生を勇気づけ、勇気をもらった奨学生が夢を実現させ、そしてそこから恩返しをしたいという心が育っていきます。

奨学生とカウンセラーとの心のつながりが、世話クラブとのつながりになり、学友同士のつながりになり、さらにクラブを超えて広がっていくのです。

こうした学友の皆さんの話に感銘を受け、今年度は米山奨学会への寄付が順調に積み上がり1,000万円を超えました。

奨学金を必要としている人はまだまだ少なくありません。1人でも多くの留学生を支援するために、これからも努力を続けていきたいと思います。

※姫軍氏の2008年10月1日の卓話は、HPに掲載中です。 ※姫軍氏の努力が実を結び「米山記念奨学会中国学友会」が2009年3月28日に発足しました。(2009年6月号のロータリーの友に記事掲載)。