沿革


東京ロータリークラブ創立90周年記念事業と東日本大震災

2010−2011

東京ロータリークラブ(会長・茂木友三郎キッコーマン株式会社代表取締役会長)は現在、会員数330名で、わが国最大のロータリークラブです。

1920年(大正9年)に日本で初めてのロータリークラブとして誕生し、その後90年間にわたり幅広い奉仕活動を展開するとともに、全国のロータリークラブの牽引役を果たしてきました。 これまでの主な活動としては、関東大震災での大規模救援活動、外国人留学生を支援する米山奨学基金の設立、国際親善事業としての花水木植樹、カンボジアでの対人地雷除去活動―などがあり、一貫して奉仕の精神を実践してきました。

今年、創立90周年に当たる東京ロータリークラブではこれを記念し、2010年10月20日18時より、東京・帝国ホテル・富士の間で、記念例会兼祝賀会を開催しました。
招待者、会員、会員家族ら380名の参加を得て、記念例会後には中村紘子さんのピアノコンサートを開催しました。


90周年記念事業として、外国人留学生を支援する(財)ロータリー米山記念奨学会に1,000万円、(財)米山梅吉記念館に300万円、アジア圏で唯一のロータリーセンターが設置されている国際基督教大学の東ヶ崎潔記念ダイアログハウスに200万円寄付しました。国際基督教大学初代理事長東ヶ崎潔氏は東京ロータリークラブの会員で、日本人初の国際ロータリー会長を務められた方です。

記念例会では茂木友三郎会長が「次の10年は日本のロータリー創立100周年に繋ぐ大切な架け橋です。基本に立ち返りロータリー精神を発揮しよう。」と呼びかけました。

翌年3月11日には、東北地方をM9.0の地震が襲い、巨大地震が惹き起した大津波の被害により大勢の方の命と生活の基盤が失われました。加えて、地震と津波が福島の原子力発電所を制御不能な状況に追い込み、多くの住民が避難をよぎなくされています。

この未曾有の大災害に対して、世界中のロータリアンからお見舞いを頂戴しました。ガバナー会では日本全国のロータリアンから義援金を募り、災害遺児の教育環境プログラムと被災したロータリークラブの支援を行う方針が打ち出されました。

東京ロータリークラブでは創立100周年に向けて「チャレンジ100」のプロジェクトを東日本大震災復興支援プロジェクトとして中長期的に支援することにしています。 具体的なプロジェクトの遂行は、翌年度以降となる予定です。