沿革


『森の長城プロジェクト』植樹式参加と『東北すくすくプロジェクト』視察ツアー

2013-2014

東北の被災地を訪ねて
『森の長城プロジェクト』植樹式参加と『東北すくすくプロジェクト』視察ツアー


 5月31日の早朝、東京駅7時36分発の「はやぶさ3号」で壬生会長、加藤エレクト、亀谷幹事をはじめとする東京ロータリークラブ会員15名とご家族3名の総勢18名が一路仙台に向かいました。

 このツアーの目的は盛り沢山で、一日目は、社会奉仕委員会が担当された被災地の瓦礫を活用して防潮堤を造る『森の長城プロジェクト』への寄付により、造成された防潮堤に植樹を行う植樹式に参加すること、そしてチャレンジ100委員会が担当しています『東北すくすくプロジェクト』により運営されています石巻のママサロンの視察、更にはグローバル補助金の活用により子育て支援施設の開設を計画している気仙沼を訪れ、気仙沼ロータリークラブとの交流会、二日目には陸前高田に向かい、東京ロータリークラブが陸前高田市に寄付した子育て支援施設『あゆっこ』にて、今年度に東日本震災復興基金と東京ロータリークラブからの寄付により、『あゆっこ』に寄贈した備品の贈呈式を執り行いました。

 『森の長城プロジェクト』の植樹式は、3.11に津波で大きな被害にあった仙台空港近くに造成された防潮堤が植樹式会場となり、数千名の参加者でごった返す中、我が東京ロータリークラブ会員も、割り当てられた植樹場所で汗まみれになりながら防潮堤の急斜面や柔らかい砂地と格闘し、無事に植樹を終えることが出来ました。


 植樹会場を後にした一行は、バスにて当日の宿泊先であります気仙沼に向かいましたが、途中石巻で開催されていましたママサロンに立ち寄って見学を行いました。

 気仙沼での宿泊先は、津波でほぼすべてが流されてしまった気仙沼市内を一望できる小高い丘の上に建つ気仙沼プラザホテル。ホテルの窓から見る気仙沼は、改めて津波の恐ろしさを静かに語っているようでありました。

 その夜は当ホテルを例会場としている気仙沼ロータリークラブとの交流会。グローバル補助金が承認されたことでもあり、交流会は大いに盛り上がり、そして長期に亘る『東北すくすくプロジェクト』を共に協力して進めていくことを確認しました。

 翌日、気仙沼を後にした一行は陸前高田に向かいました。陸前高田の『あゆっこ』を訪問し、寄贈した備品(東日本震災復興基金と東京ロータリークラブからの寄付を合わせ総額約90万円)の贈呈式を行いました。集まった子供たちのダンスやお母さん方が用意して下さったおやつを頂き、とても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。








 二日間好天に恵まれ、東京ロータリークラブの会員の皆様との一泊の旅行はとても楽しく有意義な時間であったと思います。他方、行く先々でバスの車窓から見る被災地の現状は、その被害があまりにも大きかったために、その悲しみがあまりにも深かったために、未だ復興には程遠く、被災地の支援は果てしなく続けていかなければならないと感じました。