沿革


臨時週報発行 会長メッセージ

2019-2020

新型コロナウイルス感染拡大のため3月から6月まで例会休会が続き、5月に臨時週報を発行することとなり、会長より以下のメッセージが発信された。 



会長 竹中康一君

 3月から皆様どのように過ごされていますでしょうか?
 外国に気軽に行ける、仕事も国内外でシェアーして、と、そんなグローバルな社会が突然ひっくりかえりました。

 新型コロナウイルスによる全世界の感染者数は400万人を超え、死者も27万人となりました。(5月10日現在)我々の生活は国も個人も「鎖国」状態となり、全てが自粛を強いられることになりました。

 4月27日の日経産業新聞に宮内義彦元会長がコラムを書かれました。ここにその記事を載せたかったのですが、新聞社の知財の関係でできませんので簡単に紹介させていただきます。ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、痛烈な文章でした。「対コロナ、総力で戦おう」という題でこの新型コロナウイルスとどのように戦うのかを論じています。

 『この戦争は国家と国家の戦いではなく、人類対新型コロナウイルスであるにもかかわらず、世界各国が独自のやり方で行っており、人類として一体感を作るどころか国境を封鎖し、自国民の安全確保しか考えていない。同じ敵に対して世界各国が医療の英知と経済力そして社会システムなどの総力を挙げて競い合っている。日本には戦時法制がないので強制力をもって国民に指示し、権利を制限して国民を守ることもできない。今は感染被害を最小限に抑えると同時に国民経済をどれだけ守り切れるのか、非常時には財政のことは忘れろ、必要な経費は躊躇することなく支出すべき。「too little, too late」ではなく、総力を一度に出せるエネルギーは早い時期にこそ効果が大きいのです。そして日本は総力戦の勝者となって欲しい。』こう結んでいます。

 力強いリーダーのお言葉と感銘を受けました。この戦いはすぐには終わらないかもしれません。ワクチンが開発され、勝利するまで時間がかかるとすれば、我々ロータリアンは何をすべきかを真剣に考えていかねばならないと思います。

 まずは会員同士のつながりを保つことです。毎週顔を合わせ、ロータリー生活を楽しんでいた皆さんの心が3月からの活動自粛により離れてしまわないか、せっかく出席100%を続けていたのにもういいや、この際退会しようか、と思う方が出てこないか危惧しております。

 そこで、クラブのホームページに会員専用のページを開設して、会長メッセージや理事会議事録、誕生日祝いなど、週報に代わる発信ができるよう準備を進めております。更には、スカイプ・ZOOMなどのオンラインツールを利用して理事会や例会を開くことができないかも検討していきたいと考えております。「Stay Home」を続けていても頭の中からロータリーが消えないよう情報発信してまいります。

 また、コロナに関する支援活動を行うための原資として、「東京RCコロナ基金」の立ち上げを検討しています。3月からの例会休会に伴って、一般会計のRI地区費、例会費、クラブ活動費等が予算を下回るため、一部をコロナ基金に積み立て、皆さんのご意見を伺いながらロータリーだからできる支援に活用してまいりたいと考えております。 皆様のご理解とご協力をいただきたく存じます。

 この未曽有の事態の中で皆様とご家族が安全に過ごされていることを心より願っております。