卓話


チャレンジ110「みんないきいきプロジェクト」について

2023年4月26日(水

2022年度チャレンジ110担当理事
日本コンベンションサービス(株)
代表取締役社長 近浪弘武君


 「チャレンジ110 みんないきいきプロジェクト」は、林克昌・前チャレンジ110委員長の下、1年間を通じ議論が積み重ねられ、理事会の承認を得た上で決定しました。

 誰もがいきいき働ける社会を作るというテーマは、以前、卓話をいただいた元厚生労働事務次官の村木厚子様のご紹介が縁であり、黒田会長の肝いりのテーマでもあります。

 障害には、障害者個人を問題とする医学モデルと、障害を社会全体の問題とする社会モデルがあり、奉仕の理念を掲げる東京ロータリーとしては、この社会モデルをテーマとして取り組んでいきます。

 村木先生は「福祉施設にいる障害者のうち9割は働ける」「障害者のほとんどが活躍したいと思っている」と教えてくれました。しかし、日本人口の6%に当たる約800万人の障害者のうち就業者は60万人しかいません。最大の理由は彼らに障害があるからではなく社会が障害を作り出しているからです。

 そこで職業奉仕、社会奉仕、青少年奉仕を実現するプログラムとして、「障害を作りだすのが社会ならば社会が障害をなくすこともできるはず」という理念の下にこのプロジェクトを始めます。これは共生社会の実現に向けた東京ロータリークラブの挑戦でもあります。

 ではいったいどのようなプログラムを実施するのか。それがジョブコーチの支援です。 このプログラムは、ジョブコーチが障害者をサポートすると同時に、障害者を受け入れる企業をサポートし教育していくことが特長です。

 会員のみなさまも多くの障害者を雇用されていると思いますが、受け入れ側がよかれと思ってやっていることが、実は障害者にとって望んでいることではないといった大きなギャップがあります。その改善のために専門的教育を受けたジョブコーチが両者の思いをつなぎ、多くの障害者が企業で自己実現を果たせる、活躍できる共生の場を作ることが目標です。

 既にプロジェクトは始動し、第1回の奨学金サポートをする卒業生3名が決定しており、今日は来年卒業予定の支援対象候補者5名を後ほどご紹介します。また、既に企業で活躍されているジョブコーチ同士の交流のイベントを6月17日に大妻女子大学で開催することが決定していますので、ご関心のある方はぜひ参加いただきたいと思います。

 なお次年度は、鈴木信吉会員が委員長として引き継ぐことになっていますので、皆様よろしくお願いいたします。


  ※2023年4月26日(水)の卓話をクラブ会報委員が纏めたものです。