卓話


会長挨拶
幹事挨拶

6/30(水)の例会卓話です。

会長 若井 恒雄君
幹事 山本 泰人君

最終例会挨拶

 昨年の7月の2日、新年度第1回の鐘を鳴らしてから1年間、会員の皆様の暖かいご支援ご協力で、何とか本日の最終例会を迎えることが出来ました。至らぬ所が多々あったことを、心からお詫び申し上げますと共に、正直な所、本当にホッと致しております。

 この1年間を省みますと色々な事がございました。先ず、第1に申し上げたいことは、5名の会員の方が、残念なことにお亡くなりになられたことであります。又、ご病気その他已を得ぬ事情で12名の方々がロータリーを退会なさいました。改めまして皆様と共に、お亡くなりになられました方々のご冥福と、退会された皆様の今後のご健勝・ご多幸をお祈り申し上げたいと思います。

 他方で、今年度は、黒澤副会長、神尾委員長そして会員皆様のご協力のお蔭で20名の素晴らしい新会員をお迎えすることが出来ました。既に皆様、当クラブの雰囲気にも馴染まれて、例会はじめ各種の会合に、積極的にご参加頂いておりますが、どうか今後共宜しくお願い申し上げます。

 さて、今年度は明年のロータリー創立100年を控え、その準備や数々のイベントが行われた年でありました。100周年を記念する鐘が私共東京RCに到着して、多くの日本のロータリアンとご一緒に歓迎の記念例会をもったのは、昨年の11月26日のことであります。担当の水野会長エレクトの献身的なご努力によって、何とか予定の例会日までに鐘が到着し、恙無く例会が開催出来ましたことは、私にとっても誠に忘れ難い思い出であります。

 私はミクロネシア ポンペイRCのフィネン会長がご自分のクラブでの点鐘を後回しにして、東京へ先に鐘を送る決断をされたご好意に対し、改めて心から感謝申し上げますと共に、之こそマジィアベRI会長の「Lend a  Hand」そのものであると感銘を受けたのであります。

 又、東京RCとワシントンRCとの提携関係を、100周年を期に姉妹クラブから双子クラブへより緊密化したこと、ペンシルバニア州のアードモアRCから寄贈された200本の花水木について、その受入先を検討する一方、秋までの仮植え先として東京調布むらさきRCに格別のご協力を頂いたこと、更にインド バンガロール・ミッドタウンRCが100周年を記念して設立する人形博物館に、日本人形の寄贈依頼を受け、会員有志のご好意でお手持ちの人形をご寄付頂いたこと等、100周年関連の数々の案件が、何れも関係の皆様の大変なご努力とご支援によって、無事終了を見たのであります。

 以上のほか、今年度は、2つの国際会議が日本で行われた記念すべき年でもありました。
 
 その一つは、去る5月、関西で開催されたRIの国際大会であり、吾が東京RCからは44名の
会員とそのご家族に参加頂くと共に20名の方にも登録でご協力頂きました。この国際大会の模様については、5月26日の例会で水野会長エレクトからビデオを使って詳しくご報告頂きましたが、4万7千人を集めた5月23日夜の開会式、そしてそれに続くワシントンRCからのお客様をお迎えしての東京ロータリーのクラブナイトは、私にとっても誠に貴重な思い出となったことを申し上げさせて頂きます。

 尚、この国際大会に関連して皆様にご報告申し上げたいことは、記念切手の発行であります。郵政当局に対する申請が遅れたため、通常のケースでは難しい状況でありましたが、公社の総裁で、東京RCのメンバーでもある生田会員の格別のお力添えで、何とか発行に漕ぎ着けることが出来ました。現在全国で発売中でありますので、皆様にもご利用頂ければと存じます。

 今1つの国際会議は、昨年の9月、東京のディズニーリゾートで行われました日韓ロータリー親善会議であります。之は韓国のRCと姉妹関係にある日本のRCが中心となって行われた会議
で、規模はRIの国際大会に及びもつかぬものではありますが、私が出席して特に感銘を受けましたのは、各提携クラブが種々の工夫を凝らし、中にはクラブを挙げて韓国語の勉強会を催すなどして、親善と相互理解の輪を広げようと努力しておられたことでありました。

 今年度特別に加わった行事は以上の通りでありますが、例年通りの行事も又、皆様の格別のご協力によって恙無く執り行うことが出来ました。関係の皆様には、4大奉仕の全ての面におい
て、新しい視点から適時適切な奉仕活動を積極的に企画推進して頂き、お蔭様で会員の親睦と相互理解に大いに役立ったのは勿論、会員のご家族やビジターからも大変好評であったと思います。

 以上の他、今年度は当クラブが2580地区のロータリー交換留学生の受入れクラブに当たっているため、アンニーナ・ヨキネンさんがフィンランドのリーヒマキ・ハウスヤルビRCより来日、1年間女子学習院に留学されました。

 お世話に当たられた会員、ご家族のご苦労は一方ならぬものがあったと存じます。先ずは無事1年を終えて帰国の運びとなりましたことにつき、改めて関係の皆様に心から御礼申し上げます。

 私は昨年7月の会長就任に当たり、今年度の東京RCの課題として、会員数の減少防止と女性会員の入会について、クラブの財政赤字の抜本的対策、昨今やゝ慢性化しつゝある会員の低出席率の是正、の3つを掲げました。
 
 出席率の向上については、担当の稲畑理事,野口委員長はじめ皆様のご努力によって、漸くコンスタントに70%を維持出来るようになりました。ご多忙な日々を過ごしておられます会員の皆様のご理解とご協力に対し、心からお礼申し上げます。

 又、財政赤字も、近藤会計をはじめ関係の皆様のご努力と事務局の皆さんの肌理細かい経費節減努力に加え、年1万円の会費値上げをご承認頂いたことによって、先輩が残して来られた大事な積立金の食い潰しに、漸く歯止めがかかったと思うのであります。今後事務のIT化等、一層合理化に努め、赤字にならぬよう努力して参りたいと思います。

 女性会員の入会については、担当の黒澤副会長や神尾委員長のご協力を得て、クラブフォーラムや懇談会で会員間のオープンな討議を行って参りました。之により会員相互間の意見の食い違いが明確になり、何を解決すればよいのか焦点が絞られて来たと思うのでありますが、残念乍ら時間切れで水野会長の次年度に引き継がざるを得なくなりました。今後、私も会員増強委員の一人として引き続き努力して参りますので、宜しくお願い申し上げます。

 去る5月25日の毎日新聞に、東京RCの名誉会員である緒方貞子さんの、訪問先アフリカでの記者会見の記事が掲載されておりました。お読みになった方もおられると思いますが、その要旨は、「JICAの理事長に就任のため13年振りに日本に戻り、人々の思考が内向きになっていることに驚いた。50年前に米国で議論されていた古い国益論がまことしやかに論じられているのは驚きとしか言いようがない。これを変えるにはどうすれば良いかを考えるために、今回アフリカを歴訪した。

 紛争、エイズなどアフリカで起きていることは世界の平和に係わるのに、日本人はその事を理解していないから、アフリカへの関心が低い。鳥インフルエンザウィルスや新型肺炎SARSを見れば分かるが、自国の利益ばかり追いかけて国を守れる時代ではない。日本は目先のことを追っている。アフリカの国が日本に大きな期待を寄せていることを、どうすれば日本の人々に分かってもらえるか考えているところである。アフリカでは具体的に、遠隔地教育の支援と内戦下にある国に和平が見え始めた段階ですぐに援助に取りかかれるよう準備をしたい。

 援助には危険が伴う。私も責任者として本当に危険な地域に人を出すことは出来ない。しかし多様な人々が存在して初めて良い社会になる。危険地域に行かない人もいて当然だし、行く人もいて良い。どんな状況下でも国には救出義務がある。人質となった人々を村八分のように扱って非難した日本人の反応は、国際社会の評価をかなり落としたと思う。」であります。

 私も、最近の日本の社会は、やゝ内向き思考になっているのではないか。よりはっきり申せば、自己中心的で他人に対する思いやりが不足しているように思うのであります。そして又、複眼的思考でなく、単純に物事を割り切って、歯切れよく語る方が受けるムードがあるように思います。

 糸がもつれて容易に解けない時、我慢して辛抱強く解きほぐして行く忍耐心が日本人から無くなっているとは考えられません。しかし性急に解決を求める余り、力の使用も已むを得ずとする風潮が広がりつつあることも又事実であります。私としては、せめてロータリーだけは、そうなって欲しくないと思っていることを申し上げて、例会での最終報告とさせて頂きます。

 最後に、慣れぬ会長を誠心誠意支えて頂いた、理事役員の皆様、幹事の山本さん、副幹事の五十嵐さん、川上さん、そして事務局の山田さんはじめ皆さんのご苦労に対し、心から感謝申し上げ、又会員の皆々様から頂いたご支援に衷心より御礼を申し上げます。一年間本当に有難うございました。

幹事挨拶


昨年の7月に、東京ロータリークラブの幹事に就任させていただいてから、はやくも1年を経過いたしました。

 若井会長のご指導のもと、理事の皆様、五十嵐、川上両副幹事のご協力、また、事務局の山田さんをはじめスタッフの方々のご協力あってこそ本日までこられたわけで、この席をかりまして厚く御礼申し上げる次第です。本当にありがとうございました。

 さて、この1年は、「手を貸そう」というマジィアベ会長の指針のもと、また、2580地区戸田ガバナーの指針の下にロータリー活動を運営して参りました。

 本年度の基本方針は、常に和気藹々とした雰囲気の中で、「出席率の向上」「会員数の増強」「財政の基盤の改善」でありました。また、RIの100周年がいよいよ翌年に迫っていることによるRIや海外のロータリークラブとの関係、関西での国際大会の開催など国際的な対応が重なったのが本年の特色だったと思います。

 出席率については、5月末現在で、72.33%となっており若干ながら昨年より改善した次第です。これについては、まずは、ロータリー活動の魅力そのものが高まった結果として素直に喜びたいと思います。東京RCは東京全体を網羅し、もともと多忙を極める方々の集まっているクラブであり、地域に根ざした他クラブとはそのまま比較するわけにはいかないのですが、本当に会員の皆様のご協力とご担当の委員会のご努力により改善できましたことは本当にうれしい事で厚く御礼申しあげます。

本年の昼間の例会は45回開催されました。その中で講師例会が22回で、男性15人、女性7人の講師の方々から興味深い内容のお話を伺うことができ、出席率の向上に繋がったものと思います。また2回の夜間例会兼家族会とクリスマス家族会にも大勢参加していただき、家族のフォローを大切にという、マジィアベ会長の期待にも応えることができました。

 また会員数につきましては、入会者20名、退会者17名ということで、昨年の7月1日の329名から3名増の332名で終了する予定です。しかし、新入会員については、25名を目途としておりましたので、その点では、もう一息でありました。平均年齢は5月末で67.99歳と0.16歳若くなっております。今後も、さらにすばらしい新会員のご推薦をお願いする次第です。

 東京RCの財政基盤についてですが、フォーラムや懇談会を通して皆様の熱心なご意見をいただき、結果として、帝国ホテルさんのご協力もいただき、軽食を月に2回から3回にし、お誕生日のスプーンについては、ニコニコボックスからの支出とさせていただき、また、事務局も大いにがんばってくれ、交通費・印刷費などの削減ができました。これに、次年度のご努力もあり、会費改定をお認めいただきましたので、今後の会運営に対する、一応の基盤ができたと思います。今後は、さらに会員数の増加やITの導入などの努力が必要かと思われます。

 次に、幹事を務めさせていただき印象に残りました事に触れさせていただきます。

 まず、職業奉仕委員会の計らいで防衛庁市谷の市ヶ谷記念館を見学でき、ビデオと解説により東京裁判から三島由紀夫にまで想いを馳せることが出来ました。これまで要望がありながらなかなか実現できませんでしたが、幸いにも瀬戸会員のお口添えで可能となりまして、東京RC会員のパワーを感じた次第でございます。

 東京RCは83年の歴史をもっております。RI100年の記念の年を控えて、これまでの長い歴史、つまり先輩方が連鎖のように今日まで運動を展開してこられた繋がりの中での世界や他のロータリークラブとの接点を改めて認識する機会を持ったことは特筆に値すると思います。

 ひとつは、RI創立100周年の記念ベルが世界をめぐる途上で、東京RCを訪れ、11月の例会の席に厳かに入場し会長に記念点鐘をしていただきました。これも、ただ、首都にある東京RCにやってきたというだけでなく、日本で最初にロータリー運動の火がともったロータリーだからこそ、この出会いがあったわけで、あのベルの重さはいまだに強く印象に残っています。

 100周年記念行事としては、お子さんによるポスターコンテストも実施いたしました。残念ながら地区の代表には選ばれませんでしたが、沢山のご応募をいただき可愛い絵に心温まる思いをいたしました。

 他には、RI100周年を祝い、ジョージ・ユーリッグ元RI副会長の記念として、ペンシルバニアのアードモアRCから200本のハナミズキの寄贈の申し入れを受けさせていただいたことです。現在ハナミズキは東京調布むらさきRCのご好意で育成中ですが、これについても、さかのぼれば、東京RC50周年の時に300本のハナミズキをアードモアRCが東京に送ってくれた歴史がありました。そのハナミズキの見学のため、5月の国際大会の後には、アードモアRCの方々を北の丸公園にご案内し、その後帝国ホテルで懇親の会を催しました。アードモアRCの会員でもあった元RI副会長ユーリッグ氏の奥様やアードモアRCの若い会長エレクトと話をすることができ、花を通しての長い交流の足跡をたどることができました。

 また、ワシントンRCとのツインクラブの締結は、伺ってみると、22年前に遡り、私の父が担当のときに始めてシスターシップを結んだということだそうですが、RI100年を機として、相互の関係をあらためて緊密にしようという機会に出会う事ができたわけで、これも、東京RCの歴史の連鎖の中での出来事として記憶に残ることです。

 地区大会では、姉妹クラブの松原委員長より、クラブを代表して我が誇れる活動としてワシントンRCとの子弟交流を発表いただきましたが、とても好評でございまして、忙しい中ご準備いただきました松原さんに、この場をお借りして御礼申し上げます。

 また、26年前の東京開催以来の、関西での国際大会には、東京からも会員44名の参加者があり、地区内で最大のデレゲーションとなり、東京ナイトもおおいにもりあがりました。

 このように、RI100年を契機として、国際的な体験を東京の長い歴史の繋がりを通して見る事ができましたのは、本年の大きな収穫であったと思います。

 さて、最後に、記憶にとどめたい事をいくつか申し述べ本年の締めくくりとしたいと思います。

 本年は出席率が30%から60%の方々にたいして出席向上のレターをださせていただきましたが、ご担当の委員会は、文案について、ご本人に対しての一方的な文章はよくないということで何回も何回も書き直しをして、会員の方と推薦者の方に強すぎる印象をあたえないように大変な御腐心をされました。このご配慮は、メンバーのそれぞれの事情を丁寧につかもうとする御努力として、まことに敬意を表するに値すると感じた次第です。

 地元日比谷公園開園100周年を記念して、社会奉仕委員会で取り上げられた“思い出ベンチ”も心に残ります。公園内100基の内5基のベンチを寄贈し、ベンチには皆様から募集したロータリーらしい標語がしるされています。日比谷公園に行かれましたら、ロータリーの標語のベンチをお探しいただけたらと思います。

 また、物故者にたいする黙祷の際にお流しする曲も1宗教に偏したものではないほうが望ましいという判断からキリスト教のミサ曲から、ベートーベンのソナタ「悲壮」に切り替えたことは、東京RCらしい対処でございました。このご指摘に、適正な判断を加えることができたことは、東京RCの識見の高さを感じさせた点であり、日本を代表するロータリークラブといって過言ではない一面をみたような気がいたしました。

 最後に若井会長について1年間を過ごし、会長のきめの細かいまた、思いやりある対処の仕方を学ばせていただきました事、そして、ロータリーに対するファイトある姿勢にふれることができました事に本当に感謝申し上げます。この1年がスタートする前に若井会長が、つぶやくように「ロータリーで一番大切なことは、多くの教養に接することだ」と仰っておられましたが、この1年間を通しそのような機会に多く接する事ができ、本当にかけがえの無い勉強をさせていただいたことに、心より厚く御礼申し上げる次第です。本当にありがとうございました。

 



















RI国際大会の後、アードモアRCのダグラス・クレファー会長エレクト、ベティ・ユーリッグRI元副会長未亡人など5名が5月28日(金)東京に来られました。

植田新太郎元会長と山本錙人幹事が北の丸公園にお連れして、30年前に寄贈いただいた花水木をご覧いただきました。

続いて帝国ホテルでセレモニーを行い、田中稀一郎国際奉仕担当理事夫妻、C.マクドナルド国際奉仕副委員長、杉浦正和夫妻がホストを勤められ歓迎懇親会を開催致し、和やかなひとときを過ごしていただきました。