卓話


会長就任挨拶

2021年7月7日(水)

会長 小島陽一郎君


 本年度東京RC第102代会長を務めさせていただきます、小島陽一郎です。浅学菲才の身でございますが、皆様のお力を借りながら、この一年間、職務を全うしたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 冒頭に、昨年は創立100周年という記念すべき年でしたが、コロナ禍で通常のクラブ運営がままならぬ中、濱口会長・浅川幹事をはじめとする役員の皆様には、大変なご苦労をされました。改めて感謝を申し上げたいと思います。

 特に、10月に開催されました100周年記念例会は開催が危ぶまれる中、規模は大幅に縮小されましたが、今も心に残る素晴らしい式典となったことはまさに感動的でした。また、先日配布されました「東京RC100年史」を読み、改めてその歴史と伝統の重さを感じ、身が引き締まる思いでございます。

 私は、昭和20年/1945年の終戦の年に疎開先の長野県飯田市で生まれ、現在75歳、昨年、後期高齢者になりました。東京RCへの入会は1997年になります。入会にあたっては、亡くなられた植田新太郎83代会長と濱口道雄直前会長のお二人にご推薦をいただきました。お二人とは、それぞれ二つの別の青年経済人の団体で知り合い、以来、長年にわたり家族ぐるみで親しくさせていただいております。

 さて、今年は新たな100年に向けてのスタートの年になります。パンデミックの中で、昨年の竹中年度では3月から6月まで例会休会となり、そして今年に入って濱口年度ではわずか7回しか例会が開催できませんでした。しかし、その例会には毎回百数十名近い方が出席されました。これを見ると、人は社会的な動物であり、人にはリアルな触れ合いがいかに大切であり必要であるか、RCはどのような状況下でも「不要不急」の組織ではないことを再認識いたしました。

 残念ながら、いまだ蔓延防止等重点措置の中、この例会も例会場の対面とオンラインのハイブリッド形式での開催を余儀なくされております。しかし幸いワクチン接種も順調に進んでおり、多数の会員の皆様も既に接種をされておりますし、23日からのオリンピックも開催が決まりましたので、そろそろゲームチェンジとなり、世の中に明るさが戻ってくることを期待しております。

 本年度RI会長はインド西ベンガル州のカルカッタ マハナガルRCの方でシェカール・メータさんです。メータ会長は「SERVE TO CHANGE LIVES」「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」をメインテーマとして掲げておられます。「奉仕するとき誰かの人生だけではなく、自分の人生も豊かになる」「人々の世話をし、奉仕することこそ、人生の最高の生き方」と述べられました。

 その一つの例として、マハトマ・ガンジーの話がありました。ガンジーが、電車に乗ろうとしたときに電車が動き出して片方のスリッパを落としてしまいました。ガンジーはとっさに、スリッパを落としたところをめがけて、もう片方のスリッパを投げました。彼と一緒に旅行していた友人がこう訪ねました。「なぜ投げたんだい?」ガンジーはこう答えました。「あのスリッパを誰かが見つけるだろう。片方だけでは役に立たたないから、もう片方投げたんだよ。」これは自分より先に人のことを考える気持ちといえます。

 ポリオの撲滅と、会員増強、「Each One Get One」「一人が一人を」と呼びかけ現在120万人の会員を一年内に130万人にすることを目標としております。

 私どもが属しております2580地区のガバナーは東京麹町RCの若林英博さんです。若林ガバナーの大きな目標は「世界で、日本で、地域で良いことをしよう」です。

 若林ガバナーはロータリーに対する熱い情熱をお持ちで、良いスタートを切るためには良い準備が大事ということで、昨年の12月には今年度の計画表の作成を求められ、3月からGPMというガバナーエレクトと会長エレクトの個別面談が行われました。コロナで困っている人への支援、ポリオ根絶、会員増強、公共イメージアップ、元気なクラブづくりと、今までになく地区としての具体的な目標を掲げておられます。

 ここで、101年目を迎えた本年度東京RCのテーマと方針について、お話したいと思います。

 ワクチン接種が進んでいるとはいえ、いまだ、第5波の可能性も否定できない状況にあるだけに、私は、今は平時ではなく有事であるという大前提でロータリー活動を考えて参りたいと思います。

 会員の皆さんはまず自らの健康・ご家族の健康、安全と安心、そして、業種によっては厳しい環境にさらされている企業も多いだけに、会社の存続維持を何よりも、最優先に考えていただきたいとお願いいたします。

 そのうえで、いかなる時代でも途切れることのない会員同志の「つながり」を大切にしたい、という思いを込めて、本年度のテーマは「絆」といたしました。「絆」は10年前の東日本大震災の年の言葉でもありますが、コロナ禍でリアルな会員同士の交流が困難な状況の中だからこそ、ロータリアンの絆を大切にしたいという思い、また昨年度のテーマ「つながりを実感する」の延長線上の気持ちを込めたものです。

 年間スローガンは、「みんなではじめよう、新たな100年に向けて」といたしました。「みんなではじめよう」は、100周年記念ソングのタイトルでもあり、作詞をされた六鹿会員のご了解をいただきました。

 方針としては、5つ提案させていただきました。
1)魅力あるロータリーを目指す
 先ほども申し上げましたが、「ロータリーは楽しくなければいけない」がロータリーに対する私の信条です。そして「ロータリーがあって良かった」「ロータリーに入って良かった」と、会員の皆さんに思っていただけるような運営を目指していきたいと思います。 そのためには多様な価値観を持つ338名の会員の為に、多様な参加の機会を作ることと、魅力的なプログラムが必須であります。

 ロータリーの柱は「親睦」であり、それにはまずは例会の充実です。楽しい懇談の場・魅力ある卓話・おいしい食事を心がけてまいります。コロナ禍で対面型・リアルはまだまだ大きな制約がございますが、会員同士の交流の場をいかに増やし高めていくかも大切です。例えば、現在6つある同好会を増やすとか、年代別の会・誕生日会を充実させるとかを検討していきたいと思います。

 ちなみに、RIにも親睦活動グループがあります。RIのホームページをご覧いただければと思いますが、ゴルフクラブはもとより、太田会員が入っておられる囲碁クラブ、クラッシックカーの会、口ひげ顎髭の会、最近はLGBTの会まで、なんと100近くの同好会があります。ロータリーは国際組織であり、多額の人頭金もおさめていることですから、世界大会のみならず、ネットを通じてこのような会に入られるのもロータリーの楽しみになるのではと思います。

2)時流にあった東京RCらしい奉仕活動
 ロータリーのもう一つの柱は「奉仕」です。東京RCの活動範囲は他のクラブのような地域密着型とは異なり広範に及んでいます。

 それだけ的を絞りにくい、むずかしさもある反面さまざまな幅広い奉仕活動の場や、公共イメージアップの場もあります。奉仕というと何か堅苦しい感がありますが、奉仕を本来の英語のサービスに置き換えると馴染みやすいのではと思います。

 昨年度は、5月末に沖縄県立宮古病院に三台の人工呼吸器を寄贈し、大変に感謝をされました。今年も、コロナ基金を活用して、皆様の知恵をお借りしながら、コロナに対する支援活動を、ハード・ソフト両面で展開いたしたいと思います。そして、社会奉仕・国際奉仕もその支援先を過去にとらわれず、精査しながら推進してまいります。

 「原点に立つと未来が見える」は100周年のテーマでしたが、最近のRIはこの原点から変貌しつつあります。「I SERVE」から「WE SERVE」へと奉仕活動も変わりつつあります。しかし東京RCは、職業人によって構成された組織として、その伝統に培われた、ロータリーの中核的価値観(親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップ)を堅持して、ニューノーマルの時代に対応して「変えるもの」「変えないもの」を見極め、会員の皆さんとともに、そのDNAを共有していくことが肝要ではないかと思います。

3)会員の維持・増強
 申し上げるまでもなく、力強いロータリー活動、組織維持のためには、会員数が多いことは大切です。RIは先ほどのRI会長メッセージにあるように会員数120万人を130万人にするという目標を掲げています。特に女性会員の増強も目指しております。ちなみに来年のRI会長には初めて女性のジェニファー・ジョーンズさんが就任されます。

 そのようなRIの目標はありますが、東京RCとしてはこのコロナ禍の中の厳しい環境で、やみくもに数を追うのではなく、まず退会防止をはかり、会員としてふさわしい人に私たちの仲間になっていただいきたいと思います。

 その基となるのは会員個々人の「人の魅力」であり、多様な奉仕・サービスのプログラムを持つ「組織の魅力」であります。新会員を「集める」のではなく「集まる」組織を、会員の皆さんと目指したいと思います。なぜならば東京RCはその魅力とステータスをどこのRCより持っていると信じるからです。

4)地区への協力
 東京RCが属している2580地区には現在70のクラブがあります。地区からは具体的な事業目標が提示されていますが、ロータリー活動の主体はそれぞれのクラブであり、地区はあくまでそのクラブの活動を下支えする役割であるという認識を若林ガバナーと共有しております。

 地区の中でNo.1ロータリーの東京の役割は何か、それは、第一に変貌しつつあるRIの中で、原点を大事にした、ロータリー活動のペースメーカーたらんということ。第2には、人頭金・基金への協力、第3には、地区委員会への当クラブの将来を担う素晴らしい人材の派遣であり、今年は10名延べ15のお役目でご奉仕いただきます。

 そして最後に各クラブへの卓話者の派遣です。各クラブは例会の卓話者に困っております。当クラブは人材の宝庫であり、幅広い分野で活躍されている当クラブの会員の皆さんの協力をいただいて、卓話者として派遣することは地区の多くのクラブが強く望んでいることであります。

 チャレンジ110委員会にふれさせていただきます。
 東京RCは、カンボジア地雷除去運動・東日本大震災からの東北すくすくプロジェクトと10年単位で大型社会奉仕活動を実践して、大きな社会貢献を果たしてまいりました。

 今年は担当の林理事のもと、新たな10年プロジェクトのスタートの年となります。詳細はまだ決まっておりませんが、会員の英知を集め、何らかの形で全員参加型の、これからの10年を見据えた東京RCらしい事業を企画・実践してまいりたいと思います。

 最後になりますが、これからの一年間、國分幹事、渡邊副会長はじめ、役員、理事、委員長の皆さん、事務局の皆さん、帝国ホテルのスタッフの皆さん、会員の皆さんのご協力を頂き、「コロナ禍の中」でも、そして「コロナ禍だからこそ」ロータリーがあって良かったと思っていただける楽しいクラブになりますように全力で努力をしてまいります。

幹事挨拶

2021年7月7日(水)

幹事 國分 晃君


 今年度、小島会長のもとで幹事を務めさせていただきます國分晃でございます。初例会に際し、一言ご挨拶をさせて頂きます。

 先ずは、コロナ禍の一年間、クラブの運営・発展、100周年記念祝賀会そして関連する事業にご尽力された前年度濱口会長、浅川幹事に深く敬意を表します。

 副幹事をご一緒した短凖弔気鵝一年間本当にお疲れ様でした。浅川さんには会長を支えクラブが効果的に機能するためにどのように取り組むべきか、多くを学ばせて頂きました。Zoomによる理事会開催、更には例会のライブ配信によるハイブリッド例会の実現とコロナ禍におけるDXも実現されました。今年度もIT・HP委員長にご就任頂き大変心強く感じております。短凖弔気鵑蓮△海隆RLI(Rotary Leadership Institute)に参加され、その事を6月週報にも寄稿され、大変参考にさせて頂いております。

 本年度、私をサポートしていただく副幹事は、錢高久善(ひさよし)さんと、小池孝(たかし)さんです。錢高さんには、次年度、黒田会長の下、幹事をお引き受けいただく事となっております。銭高さん、小池さん宜しくお願い致します。

 私は、2009年6月黒川会長年度に、佐治信忠さん、吉澤審一さんのご推薦で当クラブに入会させて頂きました。当時直前会長であった父から、「そろそろロータリーどうだ」と言われた事を覚えております。

 その後は、2015年の諸戸会長年度に副幹事を務めさせて頂き、2017年の森田会長年度に青少年奉仕担当理事を務めさせて頂きました。この時、ローターアクトの皆さんと、私の職業に関係がある様々な食品メーカーの工場・研究所を見学訪問した事、「東京ローターアクトクラブ45周年式典」に出席させて頂いた事が良い思い出となっております。ロータリーについての経験、知識について大変未熟でございます。幹事を務めさせて頂けるこの一年をまたとないチャンスととらえて、ロータリーについて、しっかりと勉強させて頂こうと考えております。先ずは、先日頂戴した、「東京ロータリークラブ100年史」をじっくりと読ませて頂いているところで御座います。

 小島会長をはじめ、理事の皆様、副幹事のお二人にお力添えを頂きながら、幹事としてクラブのお役にたてますよう、尽力させて頂く所存です。どうか会員の皆様より、ご指導ご鞭撻、そしてご支援を賜りますように、宜しくお願い申し上げます。

 本年度、小島会長年度のテーマは「絆」です。年間スローガンは「みんなではじめよう、新たな100年に向けて」です。年度が始まる頃にはコロナ禍も過ぎ去り、一年延期された東京オリンピック・パラリンピックが問題なく開催されると想像をしていた時期もございました。しかし、ワクチン接種は進んでいるもののデルタ株の広がりもあり、予断を許さない状況にあります。「平時ではなく有事」であるという前提でのロータリー活動、安心・安全の確保を最優先としながら、新たな100年のスタートの年、会員同士の「絆」を大切にクラブ運営に努めて参ります。そして、国際ロータリーの在り方が大きく変化してきている中、東京RCが守るべき伝統をしっかりと意識して参ります。

 会員増強について申し上げますと、昨年度の期末会員数は338名、期初比+5名でした。本年度の目標は、会員数の維持、±0名とさせて頂きます。例年退会する方がいらっしゃいますので、相当数の新入会員をお迎えする必要がございます。小島会長方針「魅力あるロータリー」を実現し、東京RCに相応しい会員、そして女性会員増強を、亀谷理事、委員会皆様とともに、2580地区方針にも沿いながら力を入れていきたいと考えております。

 創立100周年を目指し10年間取り組んだ「東北すくすくプロジェクト」については、コロナ禍の影響で、終了イベント、報告書の作成が本年度に持ち越されました。チャレンジ100委員会は橋本委員長、委員の皆様に引き続きお願いし、最終的には、2022年3月の地区大会にて「東北すくすくプロジェクト」の総括プレゼンテーションを行うことを予定しております。

 小島会長のお話にありましたが、新たな10年プロジェクトをスタートさせるべく、チャレンジ110委員会が組成されております。林担当理事には、昨年度より検討委員会として活動頂いており、委員の皆様より良いアイデアが多数集まっていると伺っております。本年度は、このアイデアを様々な形で、会員の皆様と共有しながら良い形で新たなプロジェクトのスタートに繋げられればと考えております。

 例会卓話につていもお話をさせて頂きたいと思います。プログラム委員会にご担当を頂いております。小島会長方針の「魅力あるロータリーを目指す」の重要な要素となります。昨年度は、新型コロナウイルスの影響により、外部卓話者を一部イニシエイションスピーチに変更した為、今年度は外部卓話者の回数が増える予定です。卓話者のご紹介がございましたら、プログラム委員会にお伝え頂ければと存じます。

 小島会長のお話にもありましたが、2580地区への協力がございます。東京RCより、水野PG、松岡地区副幹事をはじめ、10名もの方々が地区役員・委員としてご奉仕されます。地区役員・委員の皆様とよく連携をとってクラブ運営を進めて参りたいと考えております。 今年度の年間行事につきましては、例会同様、安全確保のための制限が課せられますが、可能な限り開催ができるように努めてまいります。10月20日に、東京RC創立101周年記念例会兼家族会が、12月22日にはクリスマス家族会、2022年2月9日には、国際ロータリー創立117周年記念例会兼家族会が開催されます。炉辺会、新年初例会、Family Day、ご家族連れでご参加頂ける例会、イベントに、是非ご参加いただき、コロナ後、東京RCの「絆」を感じて頂ければと存じます。

 中央分区IMは実施されず、代わりに千代田6クラブ合同ミーティングが開催される(日程、会場は未定)予定です。地区大会は、2022年3月3日、ホテルニューオータニにて開催されます。国際大会は、2022年6月4日~8日に米国ヒューストンで開催されます。大勢の会員にご参加頂きたく存じます。もし、出席が叶わない場合でもご登録によるご支援を是非ともお願い申し上げます。

 最後に、コロナ禍での当面の例会運営について、お伝えをさせて頂きます。基本的には、濱口年度とは変わりありませんが、6月16日のプレ理事会で確認をさせて頂いた内容でございます。
・当面出欠ノーカウントを継続する。
・例会座席は自由席を継続し、テーブルマスター・副マスターは配置しない。
・緊急事態宣言が発令された場合の例会休会については、小島会長一任とし、会長判断で決定する。
・マスク着用義務と例会場入口でのSAAによる検温実施の継続。ロータリーソングは、マスク着用での合唱とする。当面ビジターの受け入れはしない。
・例会のライブ配信は継続する。

 本年度上期の年会費については、前年度の例会休会に伴い生じた余剰金の一部を還元させて頂き、会員一人あたり3万円減額をさせて頂きます。

 事務局、帝国ホテル、関係スタッフの皆さん、一年間お世話になります。宜しくお願い申し上げます。以上をもちまして、幹事挨拶とさせて頂きます。