卓話


東京ロータリークラブ創立99周年記念例会兼家族会 会長挨拶

2019年10月23日(水)

東京ロータリークラブ
会長 竹中康一君


 本日は東京RC創立99周年記念例会兼家族会に会員及びご家族の皆様合わせて186名のご出席をいただきました。誠に有難うございます。

 近年、この場での会長挨拶は自然災害に関する事柄が述べられています。令和と元号が変わった今年もそのことから話をしなければなりません。9月9日に襲来した台風15号は関東地方に上陸、最大風速57mという風が千葉県を大停電にさせ、その処理も片付かないうちに今月12日に台風19号が上陸。関東から東北にかけて記録的な雨が降り、71河川128カ所で堤防が決壊し、10月23日現在で死者84名、行方不明者9名という大惨事となりました。亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 台風だけではありません。夏には40度を超える酷暑。パリで42.6度というから驚きです。グリーンランドでは6〜7月に2400億トンの氷河が解けたと記録され、海面の上昇も懸念されています。毎年繰り返されるこのような自然災害や気温の上昇は地球温暖化に伴う気象変化が原因と言われています。

    人類はエネルギー革命によって産業を興し、その恩恵で生活の利便性も向上しました。英国の産業革命では石炭を原料とした蒸気機関の発明によって、機械による大量生産と蒸気船による大量輸送を可能にし、大英帝国が世界の頂点に君臨しました。次に、石油をエネルギー源とするガソリンエンジンが普及し自動車の登場で社会変化が起こり、産油国のアメリカが大国となりました。機械エネルギーを電気に変換するという発電機の登場で現代社会はクリーンな電気を活用できています。

 課題は電気を何から作るかです。石炭、石油ではなく、また危険な原子力ではなく、温暖化ガスを排出しない再生可能エネルギー、太陽光、風力、水力、水素、バイオマス発電にしていかなければなりません。スウェーデンの環境活動家、16歳のグレタ・トゥンベリさんが9月の気候行動サミットで叫びました。「あなた方は私たちの未来を盗んでいる、もっと地球温暖化を真剣に考えて」 と。ロータリー活動もこのようなことを取り上げてもいいのでは、と昨今つくづく考えさせられています。

 さて、来年のこの記念例会はいよいよ100周年です。様々な100周年記念事業の準備に追われておりますが、皆さん、素晴らしい大会になることを期待しましょう。 本日は吉兆さんと帝国ホテルによる美味しい料理を、そしてオペラのコンサートを用意しています。お楽しみいただければ幸いです。