卓話


会長・幹事挨拶
役員・理事紹介

2010年7月7日(水)の例会の卓話です。

茂木友三郎君
黒田 康裕君

会長就任挨拶

茂木 友三郎

 児玉前会長のあとを受け、本年度会長を仰せつかりました茂木友三郎でございます。私は1992年に、椎名さん、故白根さんのご推薦により東京ロータリークラブに入会いたしました。ロータリーに関しましては、甚だ未熟者でございますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 しかし、幹事をお引受けいただきました黒田さんはもちろんのこと、同前副会長、そして理事、更に委員長にご就任いただいた皆様は経験豊富な頼りになる方々でありますので、ご協力をいただきながら、また事務局にもサポートをお願いし、精一杯努めるつもりで御座居ます。重ねてよろしくお願い申し上げます。

 本年度のRIのテーマ、ガバナーのお考え、そして東京ロータリークラブのテーマについてお話申し上げます。

 本年度のRI会長は、米国ミズーリ州カークスビルロータリークラブ所属のレイ・クリンギンスミスさんという方であります。一九六一年にロータリーに入会されたという経験豊富な方でありますが、同氏がかかげられましたRIのテーマは、Building Communities−Bridging Continents(地域を育み、大陸をつなぐ)というものであります。「ロータリアン以外の人々にロータリーの目的を説明すること」「ロータリアンに自分達の活動の意義を再認識してもらうこと」を目標とするテーマを選ばれたということであります。

 それを受けて、本年度第2580地区ガバナーの上野操さんは、「当地区内の各クラブがその自主性を発揮し、各々その足元から、ロータリーの本質である職業奉仕というアイサーブの実践を基本として、地域のコミュニティを育んでいくことが大切であると考えております。さすれば、その育まれたコミュニティが力となって、自ずと大陸への架け橋となっていくでしょう」とおっしゃっております。

 これらをもとに、本年度の東京ロータリークラブのテーマは、「職業奉仕のよろこび」そして「世界の友の輪づくり」とさせていただきたいと思います。
 まず「職業奉仕のよろこび」についてでありますが、ロータリーの四つの奉仕の中の基本は職業奉仕であると理解しておりますが、その意味を確認し実践しましょうということであります。

 CSR(企業の社会的責任)においても、まず必要なことは、自らの企業活動を通して社会に貢献することであるといわれております。

 言いかえれば、企業は自らの仕事の社会的意義、社会的な存在価値を再認識し、まずもってそれを高める努力をする必要があります。

それなしに、社会的な貢献をしようと思っても意味がないと思いますし、それなしに、CSRについて議論する資格はないと思うのであります。

 残念ながら、日本経済は過去二十年間ほとんど成長いたしませんでした。この間、新興国は高い成長を達成し、先進国も一定の成長を果しました。日本の経済的なステータスは下がっており、一人当たりの国民所得の順位も大きく落しております。

 日本を再び成長軌道にのせるためにはどうしたら良いのでありましょうか。政府には企業が仕事のしやすい環境づくりをしてもらわねばなりませんが、民間としては、政府に頼ることなく自ら努力をする必要があります。特に、企業が新しい需要を創り出す努力をする必要があります。そうすることによって企業の高い付加価値がつくり出され、それが経済成長を高めることにつながります。

 一人一人が自らの仕事に精出すことが、社会への奉仕につながるのであります。
 と同時に大切なことは、道徳心を持って仕事をすることであると思います。先般の地区協議会において、上野ガバナーから、ロータリーの創設者ポール・ハリスさんの言葉が紹介されました。ハリスさんは「ロータリーは宗教ではない。宗教にかわるべきものでもない。昔から存在する道徳を実践すること、なかんずく自分の職業の中に生かすことが大切である」と言われたそうであります。

 今、市場経済のシステムが世界中に広がっております。リーマン・ショックの後、市場経済についての反省や批判が出ておりますが、他の経済システムとくらべるとベターであることは間違いのないことであり、今までのいろいろな問題点を是正しながら更に広まりを見せると思います。

 市場経済のシステムにおいては、自由な競争市場が形成されますが、決して自由放任ではありません。適切なルールがつくられ、それに基づいた競争が行われることになります。しかし、ルールだけではまだ十分だとは言えません。道徳心が必要になると思われます。

 ロータリーが誕生したのは、二十世紀の初頭、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていたシカゴの街においてでありました。市場経済化が進みつつある現在、道徳の必要性が強く感じられるのではないでしょうか。

 次に、「世界の友の輪づくり」についてでありますが、世界中でロータリーという共通体験を持つ人達の友の輪を広げようということであります。

 世界の多くの人達が、文化、スポーツなどで共通体験を持つことは、相互理解を深め世界の平和と友好の促進に役立つことは言うまでもありません。特に、ロータリーを通し、職業奉仕を原点とした奉仕の精神、そして活動が国境を越えて世界に広まることは大変意義深いことであると思います。

 グローバリゼーションが急速に進展しております。人、もの、カネそして情報が国境を越えて自由に移動しております。経済的には国境がほとんど意味を持たなくなりつつあります。WTO、FTA、EPAなどの動きがこの流れを加速しております。わが国が直面している人口減少、少子高齢化の問題は、わが国のグローバル化を促進する材料になっております。

 グローバリゼーションには、光の部分と同時に残念ながら陰の部分も存在いたしますが、ロータリー活動が世界中に更に広がり、先程申し上げた職業奉仕を原点とした奉仕の精神が十分に理解されれば、この光の部分を強め、陰の部分を弱めることに貢献できるのではないかと思います。

 具体的な友の輪づくりの一環として、私自身月一回程度、世界のどこかのロータリークラブとメールなどで交信してみようと思っております。

 友の輪づくりは、当然人を介してのものもあるわけであり、米山記念奨学会への寄付などはその面での具体的な貢献につながるものであると思っております。

 今年は、東京ロータリークラブ90周年の記念すべき年であります。壬生理事にご担当いただき、10月20日に記念パーティーを開催いたしますと共に、記念誌をつくることになります。また、90周年記念事業の一環としてロータリー米山記念奨学会への寄付及び、米山梅吉記念館への寄付を実施いたします。更に昨年度終了いたしましたカンボジアにおける対人地雷除去活動にかわるべきプロジェクトを東京ロータリークラブ100周年に向け、水野ガバナーの年度からスタートするべく組織をつくって検討をはじめたいと考えております。

 以上本年度の東京ロータリークラブのテーマを中心に申し上げましたが、東京ロータリークラブが創立90周年を機会に更に100年、200年と発展して行く中で、本年度が着実な一歩を刻むことができますよう会員の皆様のご支援をお願い申し上げまして、会長就任の挨拶といたします。

幹事挨拶
幹事 黒田康裕

 茂木新会長のもとで,幹事を務めさせて頂きます黒田です。

 初めに,前年度幹事としてご活躍頂きました柏原さん,副幹事をご一緒頂きました亀谷さん,本当に一年間お疲れ様でした。いろいろとご迷惑をおかけしたにもかかわらず暖かいご指導をいただきましたこと,心より感謝申し上げます。

 そして,本年度に私をサポートして下さいます副幹事には,太田さん,大盛さんにお願い致しました。来年度には太田さんが幹事をお引き受け下さることになっております。

 私は1997年に故河毛さんと水野さんの推薦により東京ロータリークラブに入会をさせていただきました。入会当時水野さんからは『自分から進んで会員の皆さんに名前と顔を覚えていただけるように』ということと,『例会の出席は大事にするように』ということを教えていただきました。ロータリアンとしての13年間を振り返って,水野さんに教えていただいたことを忠実に守ったとは言い難いものがありますが,今年度幹事を務めさせていただくにあたり,これまでを反省すると共に,ロータリアンとしての決意を新たにし,茂木新会長のもと役員,理事,そして副幹事の皆様のお力添えを得て,東京ロータリークラブ,そして会員の皆様におかれまして実り多き一年となりますよう幹事の職務を一生懸命務めてまいる所存でございますので,何卒皆様のご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。

 さて,茂木会長は今年度の当クラブのテーマとして,『職業奉仕のよろこび』と『世界の友の輪づくり』をかかげられました。

 諸先輩方が築かれた歴史と伝統のある東京ロータリークラブに相応しいテーマでありますと共に,是非ともこのテーマを会員の皆様と一緒に実践していきたいと思います。皆様の積極的なご協力とご参画を重ねて宜しくお願い致します。

 今年度は東京ロータリークラブにとりましては創立90年という節目の年となります。まことにおめでとうございます。

 ただ今茂木会長より90周年の記念事業についてご披露がございましたが,ロータリー米山記念奨学会,米山梅吉記念館それぞれへの寄付,90年記念誌の発刊,そして10月20日には90周年記念例会兼祝賀会の開催が予定されております。この記念例会兼祝賀会には,国内外より多数のゲストをお招きすると共に,日本を代表するピアニスト中村紘子さんの演奏会も予定しております。会員の皆様におかれましては,ご家族の皆様とご一緒に我が東京ロータリークラブの創立90周年を盛大に御祝いただきますよう宜しくお願い致します。

 併せて茂木会長よりご披露がございました,今一つの90周年を記念しての大切な事業は,東京ロータリークラブが創立80周年の記念事業として10年間継続し,そして前年度にて完遂を迎えましたカンボジア地雷除去プロジェクトの次の新たなプロジェクトのスタートであります。

 そしてこのプロジェクトは我が東京ロータリークラブの水野正人さんが2580地区カバナーを務められます2011-12年度のガバナー推奨プロジェクトとして東京ロータリークラブが強力にバックアップし,次の10年,つまり100周年を目指して地区と一体となって推進していくことになります。今年度においてはこのプロジェクトの内容を検討し固めていくこととなりますが,そのためのチーム編成を行うと共に,会員の皆様にも様々なご意見を頂戴したいと思っておりますので,何卒宜しくお願い致します。

 今年度はこの10月20日の90周年記念例会兼祝賀会をはじめとし,12月15日にはクリスマス家族会,そして来年2月16日はRI創立106周年記念例会兼家族会が開催されますが,会員の皆様におかれましては,これら家族会には是非ご家族の皆様と共にご参加いただき親睦を深めていただければ幸いでございます。

 また11月15日には中央分区IM,来年2月23日には地区大会の開催が予定されており,その他にもクラブフォーラムやテーブル会,ローターアクトクラブなどもそれぞれの開催に合わせて会員の皆様にはご案内して参りますので,是非ご参加いただきましてロータリーへの理解を深めていただきますようお願い致します。

 次に当クラブの会員数の状況でございますが,各年度において会員数純増の計画のもと,大変なご努力を続けてきておられますが,経済情勢の大きな変化もあり,近年減少傾向にあります。今年度も会員増強委員会を中心に会員数純増を目指してまいりますので,会員の皆様におかれましては当クラブに相応しい方のご推薦を是非とも宜しくお願い致します。

 茂木会長から幹事のご指名をお受けしたのが2008年7月のことでありました。私にはとても務まるお役目ではないことは理解しておりますが,昨年の7月より柏原幹事のもとで副幹事として一年間勉強させていただき,まだまだ力不足は否めませんが,本日より一年間幹事の役割を果たして参りたいと思います。

 少し前のことになりますが,出張先でメーキャップをした時のことですが,そのクラブの会長さんの言葉がとても強く印象に残っており,今回の幹事をお引き受けする時もその時の会長さんのお言葉が私の背中を押してくれたような気がしております。

 その会長さんは会員の皆さんに対して,『会員の皆さん,観客でなくプレーヤーになって下さい』と挨拶の中で語られました。短い一文でありましたが,その言葉を聞いて我が身を振り返り,確かに自分はロータリアンとしては観客であったと自覚し,これからはプレーヤーとしてロータリーの活動に参加していかなければと思った次第です。
 幹事としてこの一年間会員の皆様に数々のご協力のお願いや,ご参加の要請をして参ることになりますが,どうか皆様におかれましてもプレーヤーとして我が東京ロータリークラブの活動にご参画いただきますようお願いを申し上げます。

 最後にクラブ運営を支えて下さる,事務局のスタッフを改めてご紹介致します。事務局長の山田さん,そして滝澤さん,日向野さん,関根さんです。更に,例会受付のお手伝いをお願いしています田島(悦)さん,田島(真)さん,青木さん,エレクトーンの演奏をして頂いている小林さん,写真撮影の五十嵐写真店の中尾さん,同時通訳の佐々木さん,筆耕の武山さん,そして帝国ホテルの吉本さん,小島さんを始めスタッフの皆さんにも,これから1年間お世話になります。皆さんのお力をお借りして,東京ロータリークラブの発展のために微力ながら全力を尽くしてまいりますので,どうか宜しくお願い致します。