卓話


会長挨拶
幹事挨拶

2011年6月29日(水)の例会の卓話です。

茂木 友三郎 君
黒田 康裕 君

 今年度の最終例会に当たり、ご挨拶申し上げます。まず、この一年間、幹事の黒田さんはじめ、同前副会長、理事そして委員長の方々には格別のご支援をいただき、また会員の皆様には暖かいご協力を賜り心から厚く御礼申し上げます。また、事務局にはいろいろお助けをいただき、帝国ホテルの方々にもお世話になり真に有難う御座居ました。

 12月末の例会でも申し上げましたが、今年度前半は、東京ロータリークラブ創立90周年関連の行事があり、華やいだ雰囲気が感じられました。

 10月20日に開催された記念例会と祝賀会には四百名近いご来賓、そして会員およびご家族にご出席いただき、中村紘子さんのピアノ演奏と、帝国ホテルさんと・兆さんのお料理をお楽しみいただきました。また、この機会に、米山記念奨学会、そして米山梅吉記念館、更に国際基督教大学東ヶ崎潔記念ダイアログハウスに寄附をいたしました。記念史も発行し、更に対人地雷除去プロジェクトに続く新たなプロジェクトを、創立100周年に向けて水野ガバナー年度からスタートするべく検討をはじめることになりました。壬生理事はじめ創立90周年委員会の皆様のご努力に対し、あらためて御礼申し上げます。

 年度の後半に入りまして、3月11日に東日本大地震と大津波が発生いたしました。そしてそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故が起りました。あらためて、犠牲になられた方々のご冥福を慎んでお祈り申し上げると共に、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早く復旧、復興が進み、一日も早く原発事故が収束に向うことを祈念いたします。

 4月に米国に出張いたしましたが、アメリカ人の間で、震災後、日本人が秩序立った行動をしたこと、冷静であったこと、混乱の中でも犯罪がほとんどなかったことについて高い評価がなされております。

 一方、海外において、日本政府の情報開示などにつき批判がでていることも事実であります。科学技術の面で国民に判りやすく情報開示すること、また外国に対して適切な情報開示を行うことに問題があったように思われます。

 日本の科学技術の実用性に問題があることも明らかになりました。例えば、日本のロボット技術は世界的にかなり高水準のものと思われておりましたが、今までのところ原発事故に対してほとんど役に立っていないように思われます。

 今回の地震、津波、原発事故により、日本政府、企業そして国民は多くのことを学んだ筈であり、今後それらをリスク管理の面で生かして行かなければなりません。決して「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではなく、尊い多くの犠牲を無駄にすることがあってはならないと思います。

 海外から米軍はじめ多くの人的支援がなされ、多数の義捐金が贈られたことは、日本人として大変有難いことでありました。また、国内でも被災地に対し多くの企業、全国の人達から義捐金が届けられたばかりでなく、多数のボランティアが活躍しておられます。何でも政府に頼るのではなく、市民同士が助けあう社会の実現が進みつつあることは高く評価されるべきでありましょう。

 ロータリークラブにも、国内各地ばかりでなく海外からも義捐金が寄せられております。ガバナー会が中心となって、災害遺児の教育環境支援プロジェクトと、被災したロータリークラブを他のロータリークラブが物心両面で支えるプログラムを行うという方針が発表されております。

 更に、東京ロータリークラブでは、独自に被災地支援のために何か出来ないか検討いたして居ります。創立100周年に向けての中期的なプロジェクトとして、弦間会長の年度において具体化され、実現に向うものと期待いたしております。

 本年度の東京ロータリークラブのテーマを「職業奉仕のよろこび」そして「世界の友の輪づくり」といたしましたことはご承知いただいていると思います。

 職業奉仕の中で企業人がまず考えなければならないことは、自らの企業活動を通して社会に貢献することであると思います。すなわち、企業は自らの仕事の社会的意義、社会的存在価値を再認識し、まずもって、それを高める努力をする必要があります。製造業者の場合、安全で高品質の製品を適正な価格で安定的に供給する責任があります。今回の震災のような場合には、特に安定供給について責任の重さを強く感じた企業が多いのではないでしょうか。

 震災からの復旧、復興を一日も早く進めるためには、経済が強くなければなりません。本年第一四半期のGDP(国内総生産)はかなり大きなマイナス成長を記録いたしました。第二四半期もかなり大きなマイナスが続くだろうといわれております。なんとか経済成長を高めることが必要です。そのためには、それぞれの企業が自らの仕事に精一杯努力することにより、高い付加価値をつくり出さなければなりません。これが職業奉仕の原点であると思います。

 「世界の友の輪づくり」についてでありますが、先に申し上げました通り、この考え方にもとづき、創立90周年を記念して米山奨学会、米山記念館そして国際基督教大学に寄附をいたしました。

 また、会長就任挨拶において、私自身月一回、世界のどこかのロータリークラブとメールなどで交信しようと思うと申し上げました。お約束通り、大地震のありました3月を除いて11回いろいろなロータリークラブにメールを送りました。残念ながら返事をいただいたのは二通でありました。11分の2という低い打率であり、RI会長のいわれる「大陸をつなぐ」というテーマは決して容易なことではないとも思いますが、たった二通でも返事をいただけたということで、出した甲斐があったと思っております。

 来週からは弦間会長の年度がはじまります。来年度は地区ガバナーに、東京ロータリークラブの水野正人さんが就任されます。クラブと地区が今まで以上に連携をとって、それぞれのロータリー活動がより充実されるものと期待いたしております。

 この一年間、私自身いろいろと勉強させていただき、ロータリークラブについてはじめて知ったことも数多くありました。あらためて、ロータリークラブの良さをいくつも感じることができました。

 前会長の児玉さんから、毎回の食事がいそがしいというお話をうかがっておりました。たしかに12時45分頃までに全て食事をすませるのは大変でありました。しかし幸いにして「早メシ」の私は何とかマネジすることが出来、ほぼ全ての食事を毎回いただくことができました。

 卓話とイニシエイションスピーチはそれぞれがすばらしく、勉強にもなりましたし楽しませてもいただきました。

 皆様のご支援、ご協力に対し重ねて厚く御礼申し上げ、東京ロータリークラブの益々の発展を祈念して私の挨拶といたします。有難う御座居ました。

 2010年度、最終の幹事報告を申し上げます。
 まず始めに今年度、東京ロータリークラブは創立90周年の大いなる節目の年を迎えました。会員の皆様に改めて衷心よりお慶びを申し上げますと共に、この記念すべき年度に幹事を務めさせていただきましたことは真に光栄なことであり、ロータリアンとしては未熟な私にこのような機会をお与えいただきました会員の皆様に厚く御礼を申し上げます。

 90周年の行事としましては、まずは昨年10月20日に会員のご家族の皆様、内外より多数のゲストをお迎えし総勢380名で盛大に創立90周年記念例会兼祝賀会を開催致しました。

 また世界的ピアニスト、中村紘子さんの素晴らしい演奏によりこの会に花を添えていただきましたことは、これからも末永く会員の皆様のお心に留まるのではないかと思います。

 90周年の記念事業としましては90年史編纂を行い、またロータリー米山記念奨学会、米山梅吉記念館、国際基督教大学東ヶ崎潔記念ダイアログハウスそれぞれに総額で1500万円の寄付をさせていただきました。これら創立90周年記念祝賀会の開催や記念事業の実行におきましては、90周年ご担当の壬生理事が中心となられご尽力賜りましたことに改めて感謝申し上げます。

 次に会員増強についてでありますが、会員ご担当加藤理事のご努力により6月1日現在の会員数は今年度スタート時点より2名増の326名となっております。しかしながら6月は退会会員数が入会員数を上回り、結果として年度末においては年度始めより2名減の会員数322名となる予定です。但し、入会手続きの関係で次年度入会予定の候補者が1名おられ、次年度に引き継ぐ予定の新会員候補者が6名おられますことをご報告申し上げます。

 会員増強につきましては、ご担当の委員会のみならず多くの会員の皆さまのご協力が不可欠でございます。是非次年度におかれましても東京ロータリークラブに相応しい方の推薦を多くの会員より賜りますようお願いを申し上げます。

 クラブの財政につきましては、会員数と入会者数により収入は左右されますが、事務局の積極的な経費削減により、今年度におきましてはほぼ予算通りの若干の黒字で着地しそうであります。

 2010年度におきましては、7月にパキスタンの大洪水、10月には奄美地方豪雨、年が明け2月にはニュージーランド地震、そして3月11日に東日本を襲った大地震、大津波など、多くの尊い命が犠牲となった大災害が数多く発生しました。東京ロータリークラブは、ガバナー会や双子クラブであるワシントンロータリークラブと連携するなどし、総額で約1200万円の義援金を被災地にお送りさせていただきました。会員の皆様には他の義援金もおありの中、東京ロータリークラブの義援金にも度々のご協力をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

 一方で楽しい催しも数多くございました。中でも恒例のクリスマス家族会は会員ご家族も多数ご参加いただき、慶応義塾大学OB『KLMS Swing Esquire Orchestra』によるジャズ演奏やレディース福引の入った福引大会、水野正人元会長扮するトナカイのルドルフ君によるちびっ子じゃんけん大会など大いに盛り上がった思い出に残る楽しい家族会となりました。準備から当日の運営までご尽力下さいました親睦活動委員会の川上委員長はじめ、委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。

 さて、ルドルフ君と言えばいよいよ来月よりスタートします2011年度の2580地区ガバナーにはルドルフ君ではなく、水野正人元会長がご就任になられます。11月には中央分区IM。2月には地区大会、さらには来年5月にはタイ、バンコクにおいて世界大会が開催されます。これらロータリーの行事はガバナーにとって重要な行事であり、東京ロータリークラブとしては多くの会員の方々のご協力を得て、全力で水野正人ガバナーを応援して参りたいと思います。またこれら行事に加え、水野ガバナーは大地震・大津波により甚大な被害を受けられた被災地の復興支援に全力で取り組むと表明されており、このことに関しても、会員の皆さまには様々なご協力を頂戴してまいることとなりますが、何卒宜しくお願いを申し上げます。

 一年間を通して東京ロータリークラブの例会に相応しい講師の方々を卓話者としてお招きいただきましたプログラム委員会の皆さんの手腕に敬意を表したいと思います。興味深い卓話は例会出席率の向上にも少なからず寄与したものと思います。

 また職業奉仕委員会主催の職業奉仕見学会は三菱一号館美術館での岩崎家と三菱ゆかりのコレクションという大変興味深い見学会に90名の会員の方にご参加いただき大盛況でございました。

 国際奉仕、社会奉仕の理事、委員の方々には例年と同様に多額の援助・寄贈案件を効率的に進めていただきました。

 米山奨学事業は90周年事業とは別に、特別寄付と普通寄付の合計が今年度も1000万円を越え、90周年事業と合わせますと今年度米山寄付金は2000万円を超えました。

 限られた時間の中で今年度の各委員会の活動の全てをご紹介することは叶いませんが、各委員長のご尽力の下、今年度も様々な新しいことにチャレンジをいただきました。来期に引き継がれることになりましたが、会員増強委員会においては入会手続きのスピードアップのための改革に着手されました。食事委員会のご検討により、中華弁当が新しくメニューに加わることとなりました。
 
 今年度東京ロータリークラブは創立90周年を迎え、文字通り歴史と伝統のあるロータリークラブでありますが、この歴史と伝統はこれまで多くの東京ロータリークラブの先人が絶えず新しいことにチャレンジをしてこられたからこそであり、『 絶えず新しい』ということが東京ロータリークラブの歴史と伝統の真髄であると思います。今年度も東京ロータリークラブの良き伝統を次年度につなぐことができましたのも全ての委員会委員長、委員の皆様のご尽力の賜物であると厚く感謝申し上げる次第であります。

 2009年7月より柏原前幹事の下で一年間勉強させていただき、昨年の7月より茂木会長の補佐役として一年間幹事を務めさせていただきました。お力添えをいただきました太田、大盛両副幹事、そして一年間支えて下さいました事務局の山田さんやスタッフの皆さんをはじめ多くの方々に改めてこの場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

 役員、理事の皆さまには毎月の理事会出席に加え、ご担当委員会の活動にも積極的にご参加いただき、また数々のご迷惑をおかけしたにもかかわりませず格別のご支援を頂戴いたしましたこと、厚く御礼を申し上げます。そして何よりも茂木会長には至らぬ幹事を暖かくお見守り下さいまして、御礼の言葉もございません。本当に有難うございました。

 最後になりますが、いよいよ来週より新年度がスタートします。弦間会長、太田幹事、役員、理事の皆様に対しまして会員の皆様よりの絶大なご支援とご協力をお願い申し上げまして、最終の幹事報告を終えさせていただきます。皆様、一年間有難うございました。