卓話


会長就任挨拶

2022年7月6日(水)

会長 黒田康裕君


 本年度の会長を務めます黒田康裕でございます。『原点に立つと未来が見える PARTICIPATE!』このスローガンを胸に、一年間重責を全うして参ります。皆様どうぞ宜しくお願い致します。

 2020年、東京RCは記念すべき創立100年を迎えました。私はこの創立100年記念事業の一つであります100年史編纂作業に参画し、その中で改めて東京RCの100年を振り返る機会を得ました。

 皆様にもご覧いただいていることと思いますが、この100年に我が東京RCの先人が成し遂げてこられた偉業ともいうべき奉仕活動の数々を知るとき、私はこれからの一年、会長として何を成すべきか、そして会員の皆様と共に意義ある一年をどのように創り上げていくかを考えますと、ただただ身のすくむような緊張感でいっぱいでありますが、背伸びをせず誠実にこの大役を果たして参る所存でございます。改めまして会員の皆様のご支援を賜りますことを切にお願い致します。

 私は1997年1月に故河毛二郎77代会長、水野正人85代会長にご推薦をいただき入会させていただきました。小島陽一郎直前会長とは同期入会となります。河毛さんからは「いろいろなお役目が回ってくると思うが、積極的に参加して下さい」と、そして水野さんからは「康裕ちゃん!例会は必ず出席するように」とそれぞれお言葉をいただきました。

 茂木友三郎91代会長の下で幹事をつとめさせていただき、創立90周年記念祝賀会開催や東北すくすくプロジェクトのスタートに参画し、また2015年からは創立100年記念事業の準備にも参画する機会を得、これらの貴重な経験を通じて多くのことを学ばさせていただきましたが、まだまだロータリアンとしては未熟なところも多々あろうかと思います。谷川副会長、錢高幹事はじめ理事・役員・各委員会の皆様のご助力を重ねてお願い致します。

 さて新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、我がクラブは例会休会を余儀なくされました。竹中年度、濱口年度、そして小島年度とそれぞれ三分の一の例会が休会となりました。コロナウィルスの感染リスクは今後も緊張感をもって対処していかなければなりませんが、人類の英知により社会も少しづつパンデミック以前の日常を取り戻しつつあるのではないかと思います。我が東京RCも引き続き感染対策を継続しつつ、従来のクラブ運営に戻せる部分は戻していきたいと思います。

 先ず例会の出欠は7月からもカウント致しませんが、会員の皆様には積極的に例会にご出席いただきますようお願い致します。

 例会座席は指定席とし、テーブルマスター・副マスターもお願いさせていただきます。 ビジターはコロナ禍以降受け入れはお断りして参りましたが、新年度よりは受け入れを再開させていただき、移動例会などで多人数でのご来訪は今しばらくお断りさせていただくことと致します。

 会場入り口での検温、そして会場内でのマスク着用は継続させていただきますのでご理解賜りますようお願い致します。

 またお誕生日会や年代別の会などの親睦活動も再開して参りますが、新型コロナウィルスの感染拡大の状況によっては、これらの例会運営や親睦活動などの開催につきましては適切に判断して参ります。

 詳細は改めてご案内させていただきます。
 今年度RI会長には初の女性会長となられるジェニファー・ジョーンズ氏が就任されます。カナダオンタリオ州のウィンザー・ローズランドRCの会員です。ジョーンズ氏は今年度会長テーマを「イマジンロータリー」とされました。「ロータリーがベストを尽くせる世界をイマジンして下さい、私たちはその世界を実現できることを知っています」と語られています。また「大切なことは会員にとっての心地よさと配慮であり、積極的な参加こそが目的意識と熱意を生み出す」と語られています。

 昨年7月1日に開催されましたRI国際協議会において講演されたジョーンズ氏は、次のように語られました。「私たちには皆、夢があります。しかし、そのために行動するかどうかを決めるのは私たちです」。ロータリーのような団体がポリオの根絶や平和の実現といった大きな夢を抱くなら「それを実現させる責任は自分たちにある」と語り、最後に「昨日のことをイマジンする人はいません。それは未来を描くことです」このメッセージは東京ロータリークラブが取り組んでおります10年プロジェクトの理念にも通じるものがあるのではないかと思います。

 次に今年度2580地区嶋村文男ガバナーのご紹介を申し上げます。東京東江戸川ロータリークラブの会員であられガバナー信条として「ロータリーの未来のために行動しよう。世界の平和のために手を差し伸べよう」を掲げておられます。今年度の地区の方針については、今月20日がガバナー公式訪問日となっておりますので、当日嶋村ガバナーより詳しくお話いただけるものと思います。

 さて今年度の東京ロータリークラブのテーマを「Enjoy Rotary」とさせていただきました。皆様にはお聞き覚えのある言葉だと思いますが、83代会長であられました植田新太郎さんが提唱され、95代加藤丈夫会長、97代岡本多計彦会長がそれぞれの年度のクラブテーマとして掲げられました。

 世界は今、パンデミックや東欧における戦禍など混沌とした情勢下にあり、ロータリークラブも例会の休止などの影響を受けております。このような時にこそ例会の充実を図り会員相互の交流を深め、会員一人ひとりが「Enjoy Rotary」を実感しつつ奉仕の理念を実践できることが大切であると考えます。今年度「Enjoy Rotary」を合言葉に皆様の交流が更に深まりますことを切に願っております。

 さて小島年度におかれましてはコロナウィルスの感染拡大の影響を受け、上半期に9回、下半期には7回、計16回の例会が休会となり、クラブ運営には大変ご苦労されました。ただそのような状況下にあっても積極的に様々なことにチャレンジをされ、充実したクラブ運営をなされました。小島会長・國分幹事をはじめ理事・役員、各委員会の皆様に衷心より敬意を表したいと思います。しかしながら16回の例会休会は如何ともし難く、小島年度にて結論まで至らなかったいくつかの取り組みを今年度に引き継がさせていただきました。

 時間の関係もありますので全てをご紹介することは叶いませんが、大きな課題の一つは「チャレンジ110プロジェクトテーマ」でございます。小島年度において「東北すくすくプロジェクト」に続く新たな10年プロジェクトテーマの選定作業を、林克昌担当理事が中心となって進めてこられましたが、テーマ選定の結論は今年度に引き継がさせていただきました。

 前年度においては4つの10年プロジェクト候補、すなわち
 ひとつは『首里城復興支援プロジェクト』
 これは沖縄県が進める、火災で焼失した首里城正殿の復元事業に対する総事業費120億円のビックプロジェクトであり、2020年1月に沖縄で開催されました2580地区の地区大会において東京RCからの100万円と合わせ2680万円が寄付されていますが、今後更にこの寄付事業を継続していこうとするプロジェクトであります。

 ひとつは『皇居における正倉院の国宝レプリカ展示サポートプロジェクト』でありますが、宮内庁が主催致します皇室の御慶事を記念し、正倉院宝物の精巧な再現模造の数々を一同に公開する誠に格式の高い展覧会のサポートプロジェクトです。

 ひとつは『障碍者の就労支援プロジェクト』
 社会全体で取り組む課題として、官民を問わず広く全国にその活動は拡がっており、就労機会の創出や障碍者の能力開発などが行われておりますが、今後充実させていかなければならない障碍者支援は、障碍者を受け入れる側のジョブコーチと呼ばれる人材の育成であります。このジョブコーチ育成支援をサポートすることにより我が国が目指す共生社会実現の一助になることを目的とします。

 ひとつは『世界に平和の桜を咲かせようプロジェクト』
 平和・希望・未来をキーワードに、毎年異なる国に桜の苗木を送ることにより、広く世界に視野を向けると共に、東京RCの存在を海外の方にも知っていただくことを目的とします。

 以上4つのプロジェクト候補ですが、いずれのプロジェクトも東京ロータリークラブが10年という歳月と貴重な多額の資金を投じるに相応しいプロジェクトであると理解しております。事情が許せば全てのプロジェクトに取り組みたいと思いますし、実際に優先順位をつけて順番に取り組まれたらいかがでしょう、と言うご意見もございました。

 今年度のスタートにあたり10年プロジェクトのテーマ選定を整えることが出来ず、皆様には深くお詫びを申し上げます。引き続き今年度担当いただきます近浪理事、そして錢高幹事と共にプロジェクトテーマの決定を急ぎ進めて参ります。

 最後になりますが、私がロータリアンとして大切にしている言葉をご紹介させて下さい。

 「『観客』ではなくて『プレーヤー』として」
 これは以前出張先でメーキャップに訪れたRCの会長さんがスピーチの中で話された言葉です。それまでただ漫然とロータリアンとして過ごしてきた自身の心にとても強く響いたことを覚えています。ロータリークラブの会員は観客ではなくてグランドを走り回るプレーヤーでなければならない、というメッセージでありました。その時の会長さんとは、実は今年度幹事をお願いさせていただきました錢高さんの御父上であられました。錢高幹事の背中に御父上の姿を重ねながら、東京RCと言う名のグランドを会員の皆様と共にプレーヤーとしてこの一年を走って参りたいと思います。

 結びにあたり、この一年、錢高幹事、谷川副会長はじめ役員、理事、委員長の皆様、そして事務局の皆さん、帝国ホテルのスタッフの皆様、どうか温かいご支援を賜りますことをお願い申し上げまして就任の挨拶とさせていただきます。

 皆様、ご清聴ありがとうございました。


幹事挨拶

2022年7月6日(水)

幹事 錢高久善君


 

 今年度、黒田会長のもとで幹事を仰せつかりました錢高久善です。至らぬ点もあろうかと思いますが、会員皆さまのロータリーライフをより充実したものと出来ますよう一年間、努めて参りますので、ご支援ご協力の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 恒例によりまして、年度最初の例会に際し、新幹事として一言ご挨拶を申し上げます。
 まずは、前年度幹事の國分晃さん、そして副幹事をご一緒頂きました小池孝さん、一年間本当にお疲れ様でした。國分さんには、昨年1月ロータリークラブ若手有志と静岡県裾野のゴルフ場でご一緒させて頂きました際、帰り道に、折角だから長泉町の米山梅吉記念館に一緒に行きましょうとお誘い頂きました。幹事ご就任前から勉強熱心な國分晃さんの後姿を拝見しました折には、早くも辞表を書こうかなと思ったものです。小池さんは、ラウンド中に前の組と間隔が空きますと本当に走って間隔をつめる努力をされるほどせっかちな方で、毎月のロータリークラブ理事会の議事録については、いつも子細にわたり、しかし簡潔にまとめて頂き、さらに円滑な例会運営についても大変ご支援を頂きました。有難うございました。

 本年度、黒田会長を一緒にお支え頂きます副幹事は、平井正修さんと植田友宏さんです。また平井さんには次年度、筑紫年度の幹事をお引き受け頂きます。一年間、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 さて、一昨年2020年7月2日に、黒田会長よりお電話を頂戴しまして、幹事打診のお話を頂きました。黒田会長は、皆様ご承知の通り大阪のご出身で、関西弁で軽妙にお話をされ、いつも笑いの中心にいらっしゃいます。私も大阪で生まれ育ちましたので、伝統と歴史ある東京ロータリークラブで「会長も幹事も大阪の人間でええんか?」と自問自答致しましたが、お役についてお声掛け頂いた場合は断らないという東京ロータリークラブの良き伝統に倣いまして、お引き受けすることとなりました。お引き受けしました折には、就任までまだ2年もありますので、ゆっくりとロータリーの勉強をすれば良いと気楽に構えておりましたが、気が付きましたら、学びが浅いまま本日を迎えております。

 もう少し自己紹介を続けさせて頂きますと、私は、伊藤滋さん、故奈良久彌さんのご紹介により、2003年3月に東京ロータリークラブに入会させて頂きました。伊藤先生は、先生が慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで教鞭をとっていらっしゃいました際にご指導頂きました恩師の一人にあられます。奈良さんは、三菱銀行、三菱総合研究所に勤務されていらっしゃいました際に、私の父が大変よくご指導頂いておりました。当時、私の父が、奈良さんに、東京ロータリークラブに会社の人間を入会させたいのだが、肩書や年齢などの条件についてはどうしたら良いかと、ご相談させて頂きました際に、君の息子で良いじゃないか、と言って頂いたと聞いております。入会致しました年は、この度副幹事をお願い致しました植田友宏さんのご尊父、故植田新太郎さんが会長をされており、年配者にも若手にも分け隔てなく明るく接して頂いていましたことがとても鮮明な記憶として残っております。その後、2016年に竹中勇一郎さんがご入会されるまで13年間最年少会員として当クラブの殿を務めさせて頂きました。皆様ご承知の通り、東京ロータリークラブでは、年長者が乾杯の挨拶を、年少者が締めの挨拶を、というのが一つの習わしですから、どこに行きましても最後にご挨拶させて頂く余力は残すというのが習性となりました。因みに、それからさらに6年経過しておりますが、7月1日現在、私は当クラブでは年齢順では未だ下から7番目となります。

 さて、本年度のテーマは、先ほど黒田会長からお話し頂きました通り、“Enjoy Rotary”であります。コロナ禍を経て昨年度までは例会の開催にも様々な制約がありましたが、感染状況を慎重に見極めながら、もとに戻せるところは段階的にもとに戻し、会員の皆さまが一緒にクラブライフを楽しんで頂けるように努めて参りたいと存じます。年代別親睦会、趣味の会、ラウンドテーブルなどについても、お世話人の皆さまにはお手間をお願い申し上げてしまいますが、是非とも活発な活動をお願い申し上げます。この3年間に入会された会員の中には、折角入会したにも拘らず例会も休会ばかりで知り合いが少ない、また例会に出席するきっかけを失われてしまった方も多数いらっしゃるのではないかと、恐れながら危惧しております。私が入会致しました当時、ロータリークラブの基本は例会への出席だと、諸先輩方から教えて頂いて参りました。事実、例会に出席してテーブルをご一緒させて頂く、また例えば親睦委員会で受付当番をする、委員会に出席するなどを通じて、初めてご挨拶させて頂く方と知り合いになり、「知人から友人へ」と関係が深まり、「友の輪」が広がって参りますことが大変貴重な勉強になり、また「宝」であったと感じております。私のような若輩が申し上げるべきことではありませんが、本日、例会にご出席頂いております会員の皆さま、最近あいつを例会場で見ないなと、思われる方がいらっしゃいましたら、是非お声掛け頂き例会に出席するきっかけをお作り頂けましたら幸いです。

 引き続き、例会場の入り口では検温を行い、会場内ではマスクの着用をお願い致します。出席をカウントすることは致しませんが、メークアップの必要が無いから例会に出席しないということではなく、お身体やご体調と相談頂きながらご無理のない範囲で、是非積極的に例会にお越し頂きますことをお待ち申し上げております。また、黒田会長のご方針の一つとして、「パンデミック下における例会開催のあり方についての研究」というものがあります。新型コロナウィルス感染症の再拡大に限らず、仮にリアルな例会を開催できない状況になりましても、何かしら会員の皆さまがロータリアンとしての繋がりを感じられる工夫を行って参りたいと思います。

 「会員増強」について申し上げますと、昨年度期末会員数は335名となりました。昨年度は、12名の新入会員をお迎えしましたが、ご逝去された方を含めまして残念ながら15名の方が退会されていらっしゃいます。本年度の目標は期初比+2名です。小島直前会長年度より、新会員の候補者として6名の方の申し送りを頂戴していますが、同数以上の方を次年度に申し送り出来ますよう、コロナ禍、資源高、急激な円安、不安定な世界情勢と皆さまのお仕事を取り巻く環境は厳しさが増しておりますが、会員の皆さまのご協力を頂きまして、東京ロータリークラブに相応しい会員の増強に努めて参りたいと思います。  当クラブでは、直接、間接を問わず様々な社会奉仕活動、国際奉仕活動に関わっておりますが、その進捗や顛末などについて広く会員の皆様に「奉仕活動の報告」をする機会を増やしていこうというのも黒田会長の新しいご方針です。コロナ禍の前であれば、社会奉仕委員会の寄付先を訪問したり、寄付先の方に卓話をお願いしたりすることもありました。それに加えまして、寄付先の活動状況を例会でご紹介させて頂くなど、お互いの顔が見えて参りますと、より参画意識を高めて頂けるのではないかと思います。ご関係される方々と相談しながら、東京ロータリークラブらしい社会奉仕、国際奉仕のあり方について、皆さまと一緒に考えて参りたいと思います。

 今年は、地区でも様々なイベントが企画されるものと伺っております。ご興味のある方は、国際ロータリー第2580地区のホームページでご確認ください。IMは開催されませんが、昨年度と同様に千代田6クラブの合同例会が来年5月に予定されております。また本年9月10日(土)に地区大会の本会議が開催されます。大勢の方にご参加頂きたいと思いますが、ご都合がつきません場合も登録だけでもご協力頂けましたら幸いです。

 いずれに致しましても、各委員会を管掌されます黒田年度理事の皆さま、並びに各委員会委員長の皆さま、委員の皆さまのご協力を頂きながら、ポストコロナの楽しいクラブ運営に幹事として努めて参ります。

 最後に、当クラブの運営を実質的に支えて頂いております事務局の加藤さん、滝沢さん、関根さん、また帝国ホテルのご関係の皆さま一年間お世話になります。昨年度までは、都度、特別な対応、特殊な判断が求められてきたものと存じます。本年度は、当り前のことを当たり前にという点で、もしかしましたら別の形でのご無理をお願いすることがあるかもしれませんが、会員の皆さまが笑顔で例会場にお越し頂き、笑顔でお帰り頂けますよう、引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

 それでは、皆さま一年間どうぞ宜しくお願い申し上げます。