卓話


最終例会会長挨拶

2014年6月25日(水)

会長 壬生基博君


 この一年間 会員の皆様には、温かく見守って戴きありがとうございました。また、山内副会長はじめ、亀谷幹事・理事・委員長の方々には、格別なご支援を戴き、改めて感謝申し上げます。

 今年度を振り返りますと、お陰さまで大変ラッキーなタイミングに、会長を仰せつかったと思っています。日本の景気は安倍総理のアベノミクスで、順調に推移していますし、4月に消費税が上がりましたが、経済が大幅に減速することもなく、スムーズに導入されている様子です。経済が順調という事もあって、日本にとっては、明るい話題が多くありました。特に2020年の東京オリンピック開催が決ったことにより、内向き・下向き・後向きの日本人のデフレマインドが大幅に改善されたと感じております。そして、以前も申し上げましたが、少なくとも2020年までは生きようと思った人は、私だけではないと思います。

 世界に認められたという点では、昨年6月末に、ユネスコの世界文化遺産に富士山が「信仰の対象と芸術の源泉」として、登録されたことがあげられます。近藤誠一前文化庁長官は、例会卓話で、自然遺産ではなく文化遺産として登録されたことに意義があるとおっしゃっていました。そして12月には日本食が無形文化遺産に登録されました。これも「和食―日本人の伝統的な食文化」として、日本食にまつわる伝統や文化が認められました。また、先日、富岡製糸工場が世界遺産に登録されました。日本人の自然観や、伝統・文化が世界に評価されたことは嬉しい限りであります。更に、先日は鷹司大宮司に例会卓話をして戴き、ご遷宮の伊勢神宮に過去最高の1420万人の方々が、お伊勢参りをされたと伺いました。これは日本人が、日本の伝統や文化を見直す気持ちを持つようになったからだと思います。

 また、2月のソチオリンピック・パラリンピックで日本人選手が活躍し、特に若い人たちが頑張ってくれたのは大変頼もしいかぎりです。そして、今朝のコロンビア戦をご覧になって、眠い目を擦っておられる方々も沢山おられると思います。ワールドカップ・ブラジル大会でも、世界の強豪相手にサムライブルーの選手の皆さん、本当に頑張ってくれました。今回は残念ながら一次リーグで敗退になりましたが、格上のチーム相手によく戦ったと思っています。以前、川淵チェアマンが例会卓話で「シーリング・エフェクト」の話しをされました。若い選手が海外に積極的に進出し、自分の天井を超える努力をした結果だと思います。今後の活躍を多いに期待しましょう。

 一方、東京ロータリーを振り返りますと、今年度は「オープン・マインド−開かれたロータリー」と、「プラクティカル・マインド−実質的で簡潔な運営」をテーマに、運営をしてまいりました。お陰さまで、皆様のご協力により、良い結果を次年度に引き継ぐことが出来ました。

 先ず「東北すくすく気仙沼プロジェクト」について、ロータリー財団グローバル補助金プロジェクトとして申請し、このたび国際ロータリー財団より、正式承認の連絡がありました。本件は東京RCが提唱し、実施クラブである気仙沼RC、援助国のアードモアRCをはじめとして、韓国、ドイツなどの海外のロータリークラブや地区からも協力戴きました。第2580地区や国内ロータリークラブからのご支援を加え、総額は197,775ドルの規模になりました。グローバル補助金プロジェクトで、日本が援助される側になるという珍しいケースでした。黒田康裕チャレンジ100委員会委員長、初期の頃から被災地との橋渡し役をして戴いた橋本有史会員、関係各国のロータリアンとの折衝ならびに複雑な補助金申請手続きを粘り強く進めて戴いた津野正則会員はじめ委員や多くの関係の皆様に献身的なご努力を戴きました。改めて感謝申し上げます。

 また、ロータリーの最大の懸案事項であります会員増強問題についても、未だ確定はできませんが、皆さんの積極的なご協力により近年にない大幅な会員純増になる見通しです。ご推薦のご協力を戴きました方々に御礼申し上げます。

 そして、忘れてはいけないことは、開かれたロータリーの最大のテーマであります女性会員についてです。年度初めの会長会で「是非、実現するように」という強いご要請が出されました。本件は1994年度永井典彦会長の時からの懸案事項で、歴代の会長もいろいろと検討されてきましたが、実現に至っておりません。2002年,植田新太郎会長の時、緒方貞子さんが名誉会員として承認されました。同時に,女性の方でも良い方がおられれば推薦し、審査を経て、入会を認めようと理事会で決まりました。しかしながら、今までどなたからも推薦がありません。今回、女性会員を実現すべく、会長直属の「女性会員詮衡特別委員会」を設けて検討した結果、次年度加藤会長のお力添えもあり、現在2〜3名の女性会員の入会手続きが進んでおります。

 もちろん、女性会員について、抵抗感をおもちの会員の方もおられることは充分承知しております。しかし、東京ロータリークラブは、国際的な社会奉仕団体の一つでもあります。公正な社会活動を実施する組織として、女性会員の入会を拒み続けることは不適切と思い、その道筋をつけさせて戴きました。次年度加藤会長年度には、正式に女性のメンバーが誕生する予定となります。つきましては、会員皆様のご理解とご支援を宜しくお願いいたします。

 いろいろと申し上げたいことは沢山ありますが、最後に、私を支えてくれました、事務局のスタッフの方々には心より感謝申し上げます。この場を借りて御礼申し上げます。  皆様には、一年間、本当にありがとうございました。


幹事挨拶

2014年6月25日(水)

幹事 亀谷太郎君


 2013年度、最終幹事報告を申し上げます。
 2年半前、壬生会長からのお断りできない一本の電話に始まり、副幹事、幹事と東京ロータリークラブの運営に携わらせて頂きました。幹事としてのこの一年間は、壬生会長のご指導の下、会員の皆様、理事の皆様、委員長の皆様、副幹事の龍村さん、江幡さんの暖かいご支援とご協力、更には事務局のスタッフの皆様の強力なサポート、きめ細かいサービスを提供して下さった帝国ホテルのスタッフの皆様のお蔭で、今日まで無事に幹事の役割と責任を果たせましたことを、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

 また、幹事と云うお役目を通して、ロータリーを学び、ロータリーについて考えることができた機会を与えて下さったことに感謝申し上げます。壬生会長、ご指名頂き、ありがとうございました。

 本年度壬生会長は「オープン・マインドとプラクティカル・マインド」というテーマを提唱されました。外に対して開かれた東京ロータリークラブ、オープン・マインドのクラブを目指し、年齢、国籍を問わず、幅広いジャンルや若い世代の人たちが参加できるクラブづくりという点において、会員増強は欠かせない課題でありました。若干エンジンの掛かりが遅かった感もありますが、伊藤公一会員増強委員長はもとより、会長自ら精力的に動かれ、これまでに19名の新入会員を迎えることができました。一方、7名の会員が退会される予定ですが、期末の会員数は330名と、期初会員数318名に対して12名純増となり、本年度会員増強目標を大幅にクリアすることができました。自画自賛となりますが、今年度最大の成果ではないかと自負しております。

 プラクティカル・マインドという面においては「東北すくすく気仙沼プロジェクト」に対するグローバル補助金の承認を抜きにしては語れません。これまで日本が実施国となったグローバル補助金プロジェクトは僅かに1件しかなく、もちろん東京RCでは初めての試みで、全てが手探りの申請手続きでありましたが、チャレンジ100委員会黒田康裕委員長はじめ、橋本有史さん、津野正則さん、リチャード・ダイクさん、太田清文さん、多田幸雄さん他関係の皆様の多大なるご尽力により、総額197,775ドルのグローバル補助金プロジェクトが実現致しました。

 チャレンジ100活動としては、気仙沼及び石巻でママサロンを実施し、母子の交流の場として地域のコミュニティづくりに努めました。具体的な活動としては、母乳育児セミナーの開催、育児コンサルタントの養成等を行いました。また、陸前高田市「あゆっこ」への継続支援として遊具等の寄贈を行いました。

 5月31日と6月1日の2日間、壬生会長、黒田チャレンジ100委員会委員長はじめ、会員、ご夫人を含めた総勢20名が「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」の植樹祭参加も兼ねて、「東北すくすくプロジェクト」現地視察及び交流ツアーとして石巻ママサロン、陸前高田市「あゆっこ」を訪問致しました。初日は気仙沼に宿泊し、気仙沼RC例会への参加後、懇親会では大いに盛り上がりました。翌日の陸前高田市「あゆっこ」訪問では、遊具等の寄贈式が行われました。子供たちとの交流会では、子供たちがかわいいダンスを披露してくれ、東京RCのおじいちゃん達は、自分の孫を見るように目じりを下げっぱなしで大喜びでした。天候にも恵まれ、被災地の復興状況を見学することもできましたが、「東北すくすくプロジェクト」が確実に復興に寄与しているとの手ごたえを感じる一方、被災地の宅地整備や防潮対策はまだまだ道半ばのようでした。

 続いて、寄付援助活動についてご報告致します。まず、皆様からのご寄付とニコニコボックスより伊豆大島台風災害義援金として100万円を東京都に、また、フィリピン台風義援金として、地区ガバナーに対して100万円の寄付を行いました。米山奨学会寄付額については、本年度も10,160,000円と6年連続1千万円を超えることができました。ご寄付頂きました会員の皆様ありがとうございました。

 社会奉仕活動としては冒頭にご紹介致しました「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」へ100万円を援助致しました。その他、援助案件について審議し、社会福祉法人への援助10件合計80万円を決定致しました。

 世界社会奉仕に関しては、国連UNHCR協会に10万円、カンボジア・プノンペンのNPOに車両買い替えの資金20万円の資金提供を行いました。

 新世代奉仕としては、フランスから青少年交換留学生マリーヌ・ドロミーさんを受け入れました。ホストファミリーをお引き受け頂きました束野耕一郎さん、小島陽一郎さん、廣瀬慶太郎さん、ありがとうございました。また、東京ローターアクトクラブへの関係委員会の皆様のサポートに感謝申し上げます。

 クラブ奉仕では、クラブホームページのリニューアルを行い、国際ロータリーのPRを訴求した映像を掲載致しました。プログラム委員会と週間例会担当委員会には、伊勢神宮大宮司、日銀副総裁、映画監督、ジャーナリスト、Jリーグキャプテン等々、多岐に亘る分野からタイムリーで会員が興味をもたれるテーマでの卓話をアレンジ頂きました。また、年3回の家族会、年2回のレディースデイ、各種見学会には会員ご家族にご参加頂き、親睦を深め和やかな時間を過ごすことができました。事前準備、当日の運営に尽力された親睦活動委員長と国際奉仕委員長をはじめ委員の皆様に感謝申し上げます。広報では、地区大会ならびに世界大会の取材を行いクラブ会報に掲載し周知を図りました。会員間の親睦としては、前年度からはじまり好評であった誕生会を本年度も引き続き実施致しました。

 地区ならびに地区内ロータリークラブへの協力としては、地区内クラブからの卓話要請に会員が応え、18回の卓話を行って頂きました。また、チャレンジ100委員会による地区内クラブでの卓話により「東北すくすくプロジェクト」が広く認知され、100万円を超える協力金を集めることができました。

 4月16日には第2回クラブフォーラムが開催されました。主たるテーマを設けず、各委員会より、活動における問題点、改善点を報告頂き、意見交換を行いました。テーブルマスターの責任体制、テーブル替えの頻度、イニシエーションスピーチの際のプロジェクター使用禁止、趣味の会のPR不足、ロータリーソングの外国人会員への対応、青少年交換留学生の選考基準等々、ご提案は継続審議として次年度へ引継させて頂きます。

 最後になりますが、龍村さんには1年間副幹事として補佐役を務めて頂きましたが、本年度最終例会をもって、幹事としてのクラブ運営を龍村さんに引き継ぐことになります。これからの1年間、加藤丈夫会長の補佐として東京RCの益々の発展のためにご尽力頂く、龍村次年度幹事への会員皆様の一層のご支援とご協力をお願い致しまして、本年度最終幹事報告とさせて頂きます。1年間どうもありがとうございました。


       ※2014年6月25日(水)の卓話を纏めたものです。