卓話


ロータリーに心震わせて

2021年2月10日(水)

職業奉仕理事 太田清文君


 ロータリー年度1月は「職業奉仕月間」です。1ヶ月前の1月13日付け週報に、ロータリーの金字塔である職業奉仕について半ページを占めて紹介されていますので、ご一読ください。

 実は私、長年にわたって東京ロータリークラブに「借り」を感じていることがあります。RI認定の親睦団体であるロータリー囲碁同好会(GPFR)のことです。

 2000年3月に生まれたGPFR主催の囲碁大会は、東京で開催する大会については日本支部幹事として毎回、東京RCの理事会に申請書を出しホストクラブの承認と大会用具の貸し出しを許していただいています。さらに囲碁好きのクラブ会員の協力と事務局の応援を得て、時にはSAAの手を借りて活動しております。また、全国の大会参加者は当クラブに絶大の信頼を寄せており、東京RCには感謝するばかりです。

 「盤上を通して国際交流を」と呼びかけて、ロータリー国際囲碁大会は、現在呼称をRI囲碁大会に変えていますが、第1回が神戸、第2回が韓国釜山、第3回が台湾桃園で開催されました。第4回大会が2003年5月に東京で開催されることが決まったおり、劣勢の韓国に対抗するため、国内から強豪を集めて国際大会と全国大会を初めて同時開催することになりました。

 この大会には、台湾から長榮財閥を支える游長和さんが台湾チームと共に自社のエバーグリーン航空のチャーター機で参加、さらに韓国チームからは初の女性高段者が来るという情報があり、加えて国内参加者の申し込みだけでも500人を超えるという朗報が重なりました。  この盛り上がりに、当時の植田新太郎会長(故人)と湯木俊治幹事の英断により、高額ながら3クラスに合わせてそれぞれの優勝杯を寄贈していただきました。

 今でも残念に思うことは、SARSの蔓延により台湾チームが急に不参加となり、韓国チームも縮小しての2カ国での対抗戦になってしまったことです。しかし、立派なカップは表彰式の記念撮影用として、海外遠征するほど活躍しています。

 東京RCに長く在籍すると、その恩恵を忘れがちです。全国から参加するロータリアンに接すると、その有り難味を感じます。会員が30人を割ると、クラブ運営は困難になるそうです。

 驚いた話は、経費を削減するために宴会場の例会を駅前などに場所を移して清掃活動に切り替えるとか、同じ顔で会長幹事を毎年交代制にしているクラブや、また毎週の卓話を会員間で巡回させて苦境を乗り越えていると聞きます。「文字通りのロータリー形式さ」というジョークには、対応困難でした。

 SARS騒ぎの次がコロナでした。
 昨年1月から始まったコロナ禍は、勢いを増してGPFRの大会スケジュールを狂わせました。「ロータリーの友」と第2580地区ガバナー事務局に全国RCへの呼び掛け、東京RCにもフェローシップ欄や週報に囲碁大会参加を求めるお知らせをそれぞれの担当スタッフに、無理を承知で割り込んで掲載していただいています。

 2020年4月予定の第21回の台湾桃園大会は延期。今年6月のRI台北大会に「今度こそ」と照準を合わせて隣の桃園でRI囲碁大会を企画したのですが、1月末にコロナ禍によりRI大会がバーチャルに切り替えておこなうことになり、再び延期となったのです。このために、各種案内は3ヶ月前から手配しますので、各スタッフの皆さんに訂正やら撤回と何度も迷惑を掛けてしまいました。

 毎春に開く国際囲碁大会は21回で、秋の全国大会は19回で足止めされています。ロータリーでの活動は仲間の手を借りながら、共に刺激し合い迷惑も掛けゆっくりと輪を広げてゆくことだと感じます。コロナ休みの間もロータリーに敬意を表しながら、恐縮し続ける日々が続きそうです。