卓話


会長挨拶
幹事挨拶

2012年6月27日(水)の例会の卓話です。

会長 弦間 明君
幹事 太田清文君

最終例会会長挨拶
会長 弦間 明 君

 本年度の最終例会にあたり、一言ご挨拶申しあげます。
昨年7月に前会長の茂木さんからのバトンを受け、第92代会長としての1年間が経過し、本日ここに、そのバトンを岡崎さんに引き継ぐ日を迎えました。皆様方への感謝とともに、会長のバトンを持って走り続けた一年間を振り返り、最終例会のご挨拶といたします。

 この1年間、「奉仕の理想と実践で新たなよろこびと愛を」というテーマで活動してまいりました。「よろこび」という言葉には、他人のよろこびは自分のよろこびという想いを込め、「愛」には純粋な“GIVE”のみを追求して“TAKE”を求めない、という想いを込めました。

 そして、この活動テーマに基づき推進した重点事項は次の4点
1)東京RC創立100周年に向けたチャレンジ100構想
2)水野正人地区ガバナー支援
3)会員の増強
4)米山奨学会の支援強化
でありました。

 それぞれの成果を振り返りますと、
 1番目のチャレンジ100構想に関しては、2011年3月11日に発生した東日本大震災への復興支援を最優先と考え、チャレンジ100委員会を中心に、被災地における母子支援であります「東北すくすくプロジェクト」を構想し、積極的に推進することといたしました。本年度はその第一弾として陸前高田市にチャイルドケアハウスを建設し、子供の遊び場として、また保護者の交流の場として活用いただき、大変感謝されております。

 2番目の水野地区ガバナーの支援活動としては、50名の会員がバスを仕立てて参加した11月の中央分区インターシティーミーティング、121名が出席した2月の地区大会で水野ガバナーをバックアップいたしました。地区大会では皆様のご賛同のもと、全員登録とさせていただいた結果、2月8日の出席率100%という快挙を成し遂げ、喜びもひとしおであります。また、タイ・バンコクで開催された国際大会には会員とご家族合わせて37名が参加し、水野ガバナーを応援すると同時に、次年度の田中作次RI会長のお披露目にも大きなエールを贈ることができました。

 3番目の会員増強につきましては、期初より早いペースで新会員をお迎えすることが出来ました。期中の入会者が25名に達したのは1998年以来であります。残念ながら、ご逝去・ご退任というやむなき事情による退会者が23名おりましたが、幸いなことに期初より2名増となり、会員増強目標を達成いたしました。この良い流れを次年度以降に引き継いでまいりたいと思いますので、どうか会員の皆さんの積極的な会員候補者のご推薦をお願い申し上げます。

 4番目は、日本のロータリーの創始者である米山梅吉さんの遺志を継ぎ、日本で学ぶ外国人留学生を支援する米山奨学会についてご報告いたします。全国的な支援状況としましては、近年の寄付金は減少の一途をたどり、結果としてかつて1,000名以上であった奨学生が800名台に減少しております。しかしながら、東京RCは奨学生のホストクラブでありますので、資金面で惜しみない協力を行うことを考えてきております。本年度は普通寄付金・特別寄付金を合わせて1千万円を拠出することが出来ました。1千万円の寄付金は4年連続でありますので、この実績につきましてもぜひ次年度以降に引き継いでまいりたく、今後ともご支援をお願い申し上げます。

 重点項目についてご報告申し上げましたが、それ以外にも実りある1年であったと感謝する次第であります。私は、本年一年の東京RCの成果の要因は、
1)多様な人材力 2)広く深い組織力 3)固有の文化力 
4)卓越した技術力 5)豊富な資金力
の5つが融合し、全員一丸で大きなパワーを生んだところにあると思います。

 そして、これらの活動を通じまして私自身が学んだことは、次の3点であります。
1) 絶えざる革新が歴史・伝統・文化・精神・道徳を創ること
2) 多様性の融和が組織体質を強靭にすること
3) 大きな夢への挑戦が、組織の成長・発展・進化をもたらすこと

 更に、会長職とともに次年度に引き継ぎ、会員の皆様と共有し化ていきたい価値観のバトンは、
1) 独自性 2)多様性 3)国際性 の更なる追求であります。

 振り返りますと、たとえば幅広い分野の方々の卓話やイニシエーションスピーチをうかがった後に会長としてコメントを述べる経験は、経営者時代にはない学びと緊張感がありましたし、チャイルドケアハウスの建設と広報活動では、会員の皆さんがそれぞれの職業のエキスパートとして得意の分野で奉仕をされたことにも「職業奉仕の新たなよろこび」を実感いたしました。

 先程、この一年の成果は、重点項目だけではないと申し上げました。政治や経済や社会が不安定な中で、東京RCの存在感を大いに示すことが出来ましたことに、改めまして心より深く感謝を申し上げます。

 おそらく日本社会をとりまく状況は、そう簡単には好転しないことが予想されます。そういたしますと、ロータリークラブが行う奉仕活動への期待はますます高まり、同時に会員の皆さんのやりがいも増す一方ではないかと考えられます。

 今後は、私自身がこの一年で経験しましたことをを存分に活かして、一会員として活動してまいりたいと思っております。

 次年度以降の活動が更に実りあるものになりますことを祈念し、私からのご挨拶とさせていただきます。

 一年間、誠にありがとうございました。

幹事挨拶
幹事 太田清文 君

 今年度最後の幹事報告となります。

 先程の弦間会長のお話にもありました通り、今年度は水野ガバナーへの全面支援に加え、創立100周年に向けて新たな10年プロジェクトの立ち上げ、という二つの大きな課題を背負って、この1年努力して参りました。こうした節目に幹事を務めさせて頂き、本日無事お役目を果たすことは、大変光栄なことであります。

 これも弦間会長のご指導と、各理事、委員長、それに会員皆様方の大きな後押しによるものと、まずは感謝を申し上げます。加えて、事務局スタッフの多くの方々の支えと、細かなサービスをしてくださった帝国ホテルの皆さんのご協力あってのことと、御礼を申しあげます。

 それでは、今年度の東京RCの活動についてご報告致します。

 最大の課題であるガバナー支援においては、担当理事を竹中康一さんにお願いして、その下にチャレンジ100、地区大会、国際大会の3つの委員会を設置しまして、水野ガバナーへの強力なバックアップをして頂きました。

 中でも、10年プロジェクトを担当するチャレンジ100委員会の初年度活動記録は、被災地に何度も通われた橋本有史さんが「報告書」としてまとめられ、近く配布を致します。

 とくに、富澤秀機広報委員長のご尽力によって、陸前高田市への引き渡し式に30人の取材陣が集まり、新聞7紙とテレビ2局に報じられました。雑誌「財界」新年号にもプロジェクトの活動が紹介されました。私も新聞記者出身ですが、広報の重要さと、報道の影響力を改めて教えて頂いた思いです。

 次に、地区大会委員会は11月の中央分区IMと2月の地区大会で、ガバナーの出身クラブとして皆様に参加協力をお願いして、どちらも前回に比べて大幅な黒字となりました。ホストクラブの会長さんから、何度もお礼を言われたことをお伝え致します。

 しかも、地区大会の全員登録によって「史上初の出席率100%」を実現することが出来たのです。東京RCから次のガバナーが出る時にこの記録を再び、と願います。

 5月のバンコク国際大会は、蒸し暑さを覚悟で会員26人、家族11人の計37人が参加されました。JTBと全日空の強力なサポートを受けまして、会員家族や他クラブとの交流もあって、素晴らしい団体旅行を楽しむことができました。佐々木隆さん、野村吉三郎さん、誠に有難うございました。東京RCの底力を見た思いです。

 次週配布の「手に手つないで」に、このバンコク特集を掲載いたしました。

 この他にも、ガバナー支援を致しました。水野ガバナーから「東京RCは多彩な人材を擁しているのだから、他クラブへの卓話協力を会員にお願いして」と、手を合わせての要請がございまして、程なくクラブ内から56人もの登録が集まり、のべ10人の会員に卓話の奉仕活動に出かけて頂きました。

 また、ガバナーから呼びかけのあった5月の新入会員情報セミナーに、7人の会員が参加されました。この場をお借りして、改めてご協力に感謝いたします。

 忘れてはならないことは、ガバナーと共に19人の会員が地区に出られ、任期途中に五輪招致委員会事務局長に就任された水野ガバナーを大いに補佐されました。山本泰人地区幹事を始め9人の地区副幹事の皆さん、ほかに地区役員、委員の方々、誠にお疲れ様です。まさに、総力を挙げての支援でした。

 特筆したいことは、双子クラブであるワシントンRC創立100周年記念行事が桜祭りの4月に開催され、双子クラブ委員会の桑原徹郎委員長と多田幸雄副委員長にご夫妻で参加して頂いたことです。

 「東北すくすくプロジェクト」の今後の運びとして、ワシントンRCと共同歩調をとろうかと検討中でありまして、この協力の要請も合わせてお願いしたのです。野口真太郎会員の友禅染の作品「山桜に蝶」をお祝いに贈呈した効果か、次期ワシントンRC会長からその場で、承諾を頂きました。

 皆様のご協力があって、寄付も順調でした。米山寄付金の4年連続1000万円突破のほか、社会奉仕委員会は手分けして対象とする団体に足を運ばれ、新地区補助金を申請するなど、キメ細かな活動をされました。

 今年度も楽しいクラブライフを目指して、各種プログラムと卓話では、会長はじめ各理事、委員長、会員の皆様方のご尽力を頂きました。中でも、家族と共にする10月の東京RC創立91周年記念例会、12月のクリスマス会、正月の初例会、2月のロータリー創立107周年記念例会といった恒例の4行事では、いずれも話題の演奏家をお招きいただいて華やかな宴となって、ご夫人方にもご支持を頂けたと思います。

 また、NTTドコモ本社見学と、話題のあの東京スカイツリー見学会も実現できました。
 戦後の生まれで作る「わにの会」と大阪、京都との若手で集まる三都会にも、会場の京都に10名が参集してくださいました。

 こうした中で、クラブ運営について、会員の皆様から沢山のご意見を頂戴いたしました。各テーブルでのビジターの紹介や、威儀を正しての君が代の斉唱、ロータリーバッジの着用など、関係委員会で今後も東京RCの歴史と伝統を重んじて、改善を図っていただくものと期待しております。

 また、皆様のご意見を生かしまして、例会場入り口には、「すくすく紹介コーナー」と「会員の趣味のコーナー」を新設致しました。

 長年の課題であります会員増強と出席率について、発表いたします。

 入会手続きの短縮など、箱島信一理事には非常なご苦労を頂いて、入会者は計25人となりました。前期に入会者が多いほど年度内の運営は潤沢となりますので、今年度は余裕の黒字となりました。年初の会員数は322人のスタートでしたが、本日現在で会員数324人。プラス2人の目標を何とか達成です。

 ただ、出席率は通年平均で68%台に終わりました。100%という稀有な記録がありながら、通年70%の壁はやはり高かったのです。あと少しで、達成は可能です。メイクアップに努力されるよう、重ねてお願い致します。

 一気に駆け抜けた1年でした。最後になりましたが、副幹事として私をサポートしてくださった小島陽一郎さん、鹿島光一さん、ご苦労をお掛けしました。有難うございます。

 次週から岡崎年度がスタートいたします。10年間のカンボジア地雷除去を達成した岡崎由雄会長と、品格のあるメガネで八方に目が届く小島幹事です。期待を込めて、創立100周年に向かって、バトンを新たにしてお渡しします。

 皆様、一年間まことに有難うございました。