卓話


会長挨拶
幹事挨拶

2006年6月28日(水)の例会の卓話です。

会長 永島陸郎君
幹事 浅野 一君

最 終 例 会 挨 拶
会長 永島 陸郎 君
 
 昨年の7月6日に、水野前年度会長よりギャベルを引継ぎ、初例会の鐘を恐る恐る鳴ら
し新年度をスタート致しました。

 決して模範的なロータリアンとは申しあげられない私が、伝統ある東京ロータリーの会
長を分不相応であるにも拘らずお引き受け致しましたのは、長年お世話になっている東京ロータリークラブに、少しでもご恩返しが出来るならという気持ちと、お役を仰せつかれば、断らないという不文律に従ったからであります。

 果たして、会長が務まるものかと不安を抱いての出発でしたが、何とか大過なく本日を迎えることが出来ました。これは偏に、宮内会長エレクト、奈良副会長、浅野幹事をはじめとする、役員、理事の皆様のご協力と、温かい目で私を見守ってくださった会員の皆様、そして事務局の皆様の的を射たクラブ運営に支えられた結果であります。改めて皆々様に心より感謝を申しあげたいと存じます。 特に、浅野幹事には、筆舌に尽くし難いサポートをいただきました。

 2005年度は、RIの輝かしい創立100周年を終えて、新しい時代へ第一歩を踏み出す記念すべき年になりました。世界が大きく変化する中で、ロータリー活動はどうあるべきかが問われ、我々ロータリアンは、創立の基本に立ち返り、良く考え、自ら行動を起こすことが大切な時を迎えております。

 RIの今年度のテーマは、国際ロータリーがこれまでに創り出した最高の標語である『超我の奉仕』としました。

 ステンハマー会長は、「ロータリーには新しい風が吹いている。その風は継続性と呼ばれるもので、ロータリアン、一人ひとりが奉仕の理想に向かって、いつも同じ方向で活動を行うことであり、また、継続性と並んでもう一つ重要なことは協力、あるいは連帯と呼べるもので世界の大きな問題の解決のためには、同じ問題に取り組んでいる他の団体と協力することが大切」と、言われています。

 そこで、東京ロータリーとしましては、2005年度は『超我の奉仕の実践のもと、継続性と、協調を大切にして、メンバー、一人ひとりが東京ロータリ−クラブの良さを更に伸ばし、最高のクラブづくりを目指して行きたい』と、考えました。
具体的な活動を行うにあたって、改めてロータリーの定義を述べてみますと、『ロータリーとは、人道的な奉仕を行いあらゆる職業において高度な道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業および専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体である』と、ロータリーの「いろは」には記されています。

 ここで、2005年度の具体的な目標について、もう一度述べてみますと5項目あります。
第一に、職業奉仕はロータリー活動の基本であり、特にCSRを遵守する。第二に、『知人から友人へ』をモットーに、各人が共感性をもってクラブ活動を行う。第三に、会員増強では、RIの方針〈純増1名〉を超える、〈純増3名〉を目標とする。第四に、ステンハマー会長の強調事項の如く、『奉仕活動は考えることではなく、行動を起こすことが大切である』。(イ).昨年度に引き続き、社会奉仕援助先を訪問する。(ロ).千代田区等、地域他団体との協力活動を重視する。最後五番目に、意義ある世界平和維持活動に貢献する。(イ).対人地雷プロジェクトへの全面支援と、完成した東京RCクリアランドの視察を行う。(ロ).国際青少年交換留学生、米山奨学生、ロータリー財団親善平和奨学生の援助、青少年教育に積極的に参加する。(ハ).ロータリー財団、一人100ドルの達成を目指す。(ニ).米山奨学金普通寄付を会員、一人1万円に増額し、奨学活動を支援する。

 以上を、主要な方針として活動を進めてまいりました。活動の成果につきましては、このあと、浅野幹事より報告がございます。

 私からは、2580地区地区大会と東京ロ―タリーで二回開催されました、クラブフォーラムについてお話をさせていただきます。

 まず始めに2580地区地区大会は2006年1月31日、2月1日の二日間に亘って、ホテル・ニュー・オ―タニにて行われました。

 注目すべき事は、地区大会の運営にも新しい風が吹き始めました。地区大会といえば恒例の、お祭り的イベントが主流ですが、今回はそれを改め、第一日目は各クラブの会長のみが集合して、『ロータリーと日本人の心』というテーマで、バズセッションを行いました。初めての試みとして、これからの地区活動に反映するために意見集約がなされたと私には感じられました。

 古宮ガバナーは多くは語られませんが、今後のロータリー活動のあり方について、方向性を確認されたのだと推察されます。

 また、バズセッションの各会長の意見は大きく二つに集約されました。一つは、国際ロータリーが肥大化し、形式的な行動が多く、各クラブは、かなり規制をされているという意識が強く、特に日本のロータリーは、もっと日本らしさを出して自由でも良いのではないかとの意見です。二つ目は、会員数の減少による財政問題であり、会員数の維持のため、会員増強と退会防止に力を入れるが、資質や資格をどのようにしたら良いか、若い年齢層にアピール出来ていない等々、悩みは大きいということでした。

 この二つの課題につきましては、いずれも今後、東京ロータリークラブが人材面や、伝統面から考えますと、日本のロータリークラブのリーダーとして、在るべき姿を求めて行くことが最適と考えております。

 次に、クラブフォーラムについてお話をさせていただきますがその前に、第一回、第二回、共に多数の会員の皆様にご出席をいただき、貴重なご意見を賜わりましたこと、厚くお礼申しあげます。

 近年、我々の身近で起こっている現象や事件は、遥かに想像を絶することばかりです。これらの報道に接する度に嘆かわしく、日本の行く末を案じずにはいられません。

 また、日本経済は数字上では回復基調にあり、政治も新しい時代に対応出来る体制に変わって行くという期待感はあるものの、国家の方向性や国民、特に子供たちの将来はどうなるのか、皆目見当がつきません。そして、これからの日本を担う青少年はどのように考え、行動するのでしょうか。

 そうした中で、大切な青少年の育成のために『ロータリーとして何が出来るのか』をテーマに、第一回のフォーラムを開催いたしました。

 そして、第二回のフォーラムでは、世界社会奉仕のあり方についてご意見をいただきました。

 この二回のフォーラムを総合しまして、将来の東京ロータリークラブの活動にどのように反映させて行くか、それぞれに問題提起は種々ございましたが、それを具体的に実践出来るような結論はこの年度中には出せず、私の不徳の致すところであります。

 しかし、この青少年育成につきましては、ぜひ次年度の2006年度も、継続して取り上げていただくことを希望致します。

 一年間を振り返りますと、事務局から「事件です」とまではいかないまでも、大小様々なことがございましたが、安心して大局に専念させていただきました。そして、皆様からのご支援で大変貴重な経験が出来、本年を終えることに重ねて感謝申しあげます。

 最後に、会員の皆様のご健勝と東京ロータリークラブの、ますますの発展を心よりお祈りして、ご挨拶とさせていただきます。有り難うございました。

幹 事 挨 拶
幹事 浅野 一 君
  
 「超我の奉仕」の実践をテーマにした今年度も本日で最終例会となりますが、振り返ってみますと、この一年間は幹事というお役目を通してロータリーを学び、ロータリーについて考えることができる貴重な経験をすることができました。まだまだ至りませぬ私にこの様な機会を与えて下さいましたことに心より感謝いたしております。

 不安いっぱいで迎えた年度の初例会で覚悟した長丁場と比べ、今ではとても速い時間でこの一年間が経過したものだと感じております。

 これも不行き届きの点も多かった幹事に対しましてご指導頂きました永島会長をはじめ、宮内会長エレクト・奈良副会長・理事の皆様、更には増田・遠山両副幹事・会員の皆様のご支援のおかげで無事に最終例会を迎えることができたわけでございます。

 さて、ここで東京ロータリークラブの現況報告と今年度の活動報告を幾つかさせて頂きます。

 会員状況に関しましては、期初会員数335名に対しまして入会者20名(年度目標20名)、退会者14名の予想ですので期末会員数は6名増(年度目標は+3)の341名の見込みであります。これは会員増強の一環として、退会防止策である魅力あるクラブ作りの努力の積み重ねが少しづつ影響しているものと期待されるところであります。

 財政安定化の課題に関しましては、昨年度に引き続き一般会計で3百万円前後の黒字会計で着地できそうな見通しです。これも会員増強の効果と事務システムの見直しの効果などが相俟って実現しているからでありますが、年間支出予算110百万円に対しての3百万円ですので、今後とも継続した財政安定化には、会員各位のご理解とご協力を頂戴する必要があると思われます。

 「ロータリーと日本人の心」というテーマで開催された地区大会では、第1日目に永島会長も参加された各クラブ会長によるバズセッション、第2日目にパネラーとして水野正人前会長も出席されたパネルディスカッションが行われ当クラブから153名の出席・登録がありました。

 「職業奉仕とCSR」というテーマで開催されたIMでは、事例発表及びパネルディスカッションのパネラーとして弦間明理事が参加され当クラブの出席・登録も149名でありました。

 10月には、京都RCが80周年を迎えられましたので、会長、会長エレクトとともにお祝いに出向き、このほかにも他クラブの記念例会での卓話依頼により、前橋RCへは若井恒雄元会長、伊勢中央RCへは植田新太郎元会長、神田RCへは岡田新一理事が赴き卓話をされております。

 クラブ・フォーラムは、第1回目が53名のご出席により「青少年の健全な育成のために何ができるのか」「ロータリーと日本人の心」というテーマで、第2回目が55名のご出席により「災害援助協力について」「社会奉仕・世界社会奉仕について」というテーマで、それぞれ意義ある意見交換をすることができました。

 クラブ奉仕では、2回の家族会を盛大に開催したほか、テーブル会、観桜会、ラウンドテーブルなど充実した内容に心掛けて頂いた親睦活動・家族委員会、質の高い卓話を企画して頂いたプログラム委員会をはじめ各委員会のご努力により魅了ある充実したクラブ運営が実現できました。更に、広報委員会のご努力によりカンボジア対人地雷除去の記事が日経新聞・朝日新聞に掲載されたこと、IT・HP委員会では委員がホームページ更新情報を確認できる様になったことなどを加えてご報告させていただきます。

 職業奉仕では、2回の職業奉仕見学会が行われました。また中央分区IMのテーマが「職業奉仕とCSR」であり、職業奉仕部門としては意義ある年度であったと捉える事もできます。

 国際奉仕では、対人地雷の除去活動の一環としてカンボジアの東京RCクリアーランド引渡しと視察が行われ意義ある奉仕活動が実践できたものと思います。ロータリー財団関連では、会員1人100ドルの目標を達成することができました。またポール・ハリス・ソサエティ創立会員申込者も5名ございました。米山関連では、本年も米山奨学生グエンさんをお世話させて頂きました。

 その他寄付・援助金につきましては、会員から多くの募金協力を頂戴できましたことをご報告するとともに改めて御礼申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました!

 災害援助に関しましては、9月にハリケーン・カトリーナ、11月にパキスタン地震、6月にジャワ島中部地震、それぞれに対しまして募金+ニコニコで実施いたしました。また、対人地雷除去活動に対します援助も実施されております。

 社会奉仕では、援助先2ヶ所を訪問いたしました。特にこのうち日本聾話学校へは援助金のほかに地区ロータリー財団の補助金を申請して援助先からの要望による「和太鼓」を寄贈することができました。

 以上ご報告申し上げましたとおり各委員会・会員各位のご努力により、永島会長が年度方針のなかで示された「東京ロータリークラブの良さを更に伸ばし、最高のクラブライフを築いて行ける活動を目差したい」が実現できたものと、心より感謝いたしております。

 また、最後になりましたが、事務局のスタッフの方々と帝国ホテルのご協力に御礼申し上げまして幹事最終のご挨拶とさせて頂きます。