卓話


ガバナー公式訪問
Governor's Official Visit

2004年7月21日(水)の例会卓話をクラブ会報委員が纏めたものです。

RI第2580地区ガバナー
小堀啓介氏(那覇西RC)

第4017回例会 

今年の,グレン E.エステス・シニアRI会長のテーマは「ロータリーを祝おう」であります。来年の2005年2月23日をもって,ポール・ハリスさんがロータリーを結成して,ちょうど100周年を迎えます。その年度に向けてのテーマだと存じます。

 100周年を迎えるにあたって,RI会長は,ロータリーの活性化につながる,いくつかのプロジェクトを考えてほしいと言っておられます。

 そのひとつが「識字率の向上」です。世界の人口は64億余りですが,そのうちの20億の人たちの識字率が低く,貧困と絶望という苦しい生活のなかにいます。そういう状態の人たちへの支援という奉仕活動を強調しておられます。

 つぎに,「ロータリー家族委員会」を充実して,インターアクトやローターアクトの増強を検討してほしいと言っておられます。

 3番目は,エイズの問題です。エイズの原因であるHIVウィルスに感染している4,200万人の人たちは,満足な医療サービスを受けていません。この現状を解決する保健問題に力を注ぎ,ポリオプラスも,さらに推進することを強調しておられます。

気になっているのは,ラオスのマラリア患者が国民の3分の1だそうです。このマラリア患者を治療し,患者が増えないようにするために,私は,ワクチンを投与するプロジェクトを立ちあげたいと思っております。

 4番目は,「水の管理」です。現在,世界中で汚水による被害者が12億人ぐらいいるということです。新しい井戸や浄化装置などを整備する,水資源プロジェクトの拡大を期待しておられます。以上が,RI会長が掲げられた4つの強調事項であります。

 各RCでは,100周年を祝おうというテーマのもとに,それぞれに新年度のプロジェクトを作るべきではないかなと思っております。

 実は私が気になっておりますのは,中国の留学生のことです。弘法大師がいまから1200年前,西暦804年の8月10日に,当時は空海と称したお坊さんが中国の福建省の福州寺に入り西安に行って,教義や学問を修習されました。その成果があって,日本に帰ってこられてからは,お坊さんとして,ひじょうな評価を受けて弘法大師として崇められました。

 沖縄出身の程順則(てい・じゅんそく)という方が300年前に福建省に留学しました。そのときに庶民大衆の道徳教科書として編纂された『六諭衍義(りくゆえんぎ)』という書物をもって帰りまして,時の将軍吉宗に献上いたしました。この本が,日本の寺子屋での往来物の元本として活用されました。

程順則さんは,後に沖縄で「名護親方(なごおやかた)」として尊敬されました。

 このように1200年前から,中国は日本の留学生を暖かく迎えたのだから,日本も中国の留学生に暖かく対応してほしい,と中国の要望がございましたのでお話しいたしました。

 琉球大学では,既に,中国の留学生についての支援活動をやっておりますが,それぞれのRCでも,中国あるいはその他の国からの留学生に対して奨学金をご検討いただけたらどうか,と私は思っております。

 現在,ロータリーは 166カ国にあり,そのクラブ数は31,603です。会員は1,211,723人になっております。

この会員を,できたら150万人に増やしたいというのが,RIの目標です。

 日本でのクラブ数は2,325です。会員の数は 106,296名となっております。できたら,以前の会員数である12万人ぐらいにまで増強できないかなあという希望も出ております。私も,会員増強に尽力していきますので,皆様のご尽力もお願いしたいと思います。

 ロータリーが仕事をするためには,さらに多くの人手が必要です。現会員数を維持しながら,活発で熱心な新会員を勧誘することでロータリーの確実な結束を築いていきたいと念じております。

 さて,7月は,法務省が主唱の全国に「社会を明るくする運動」を展開する月です。

今年は第54回の運動月で,全国的に350万の方々が参加していただいております。

近年,犯罪や非行が増えておりますので,これを防止するにはどうすればよいかということを検討して,犯罪や非行のない社会を築くために,ロータリーも積極的に協力することを強調する月間です。

 昨年度の青少年犯罪が 12,412名も増えています。14歳未満の子どもたちの犯罪が214名です。青少年犯罪の問題は,青少年育成委員会で,如何にして,こういう犯罪と非行を防止すべきかということをご検討いただきたいと思っております。

 各地区の警察も商工会議所も,この件にとり組むとがんばっておられますので,RCも地域社会の青少年育成のために積極的に参加すべきではないかと思います。

 今日,私は東京RCの例会に参加して,ひじょうに楽しい思いであります。毎週の例会は,ほんとうに親睦と交流を深めるための,いい時間だと思います。ロータリアンは知人ではなくて友人です。友人同士が友情を深めることによって,楽しく例会に参加することができれば,それぞれの会員が社会奉仕のあり方を考えるようになると思います。

今日の午前中には,東京RCの30の委員会のお話を拝聴しました。それぞれのすばらしさにびっくりいたしました。

 私の今年のテーマは「三気をもつてロータリーの奉仕活動をやっていただきたい」ということでございます。

「三気」とは,「元気,やる気,根気」です。ロータリーの奉仕活動は,ロータリアンが元気にプロジェクトに立ち向かい,自らが挑戦するやる気が大切であります。さらに重大な使命を達成し成果を高めるためには根気が必要でございます。

 私自身は「自分に負けるな」というテーマを持っております。私は,いろんな企業にも関係しております。景気が悪い,あるいは,政治が不安定だ,といろんなことを理由にして,企業の成果が挙がらないということを説明する事業家がいますが,それは自分に負けているのであって理由になっていないと,いつも言います。

 お互いに自分に勝って,楽しくロータリーの奉仕活動をやりたいと思います。

 ロータリーの最初の百年は,あらゆる人種や宗教,国籍や政治的信条を超えて,平和な世界の実現に向けて大きく貢献した感動の歴史を飾った世紀でありました。

 私たちは豊かな歴史から刺激を受け,二世紀目の挑戦事項に立ち向かうのであります。 ロータリーを次世代に導くのは,ロータリアン1人ひとりに与えられた特権であり,新たな歴史を作り続けるうえで,1人ひとりが重要な役割を担うということの自覚もたいせつでございます。

 私たちは,新世紀を築くために手を貸し,さらに,すばらしい親睦と無数の奉仕の実現を祈念し,ロータリーを祝おうではありませんか。将来を切り開く,ロータリアンの1人ひとりが思いを尽くし,熱意を尽くし,決意を固め.そして,喜びをもって,ロータリーを祝おうではありませんか。

 








第3回クラブ協議会
Governor's Official Visit Club Assembly
7月21日(水)11:〜12:20

 小堀ガバナーをお迎えして、7月21日(水)例会前にクラブ協議会を開催いたしました。
 小堀ガバナー、多田中央分区ガバナー補佐よりご挨拶を頂戴した後、2004年度委員会計画書に基づき、各委員会委員長と担当理事より、夫々の委員会の主な活動内容について発表いただきました。
 小堀ガバナーから委員会活動の具体的な内容について寸評・講評をいただき、これから今年度地区テーマ「ロータリーは三気(元気、やる気、根気)をもって奉仕活動を」の実践にあたり、貴重なご示唆・ご指導を受けることができました。