卓話


ガバナー公式訪問

2020年7月29日(水)

国際ロータリー第2580地区
ガバナー 野生司義光氏(東京小石川RC)


 私は1991年に東京小石川ロータリークラブに入会致しました。私の父は建築家で、小石川ロータリーのチャーターメンバーです。小石川ロータリーは東京北ロータリーから5人が出て作りました。初代の会長は講談社の野間さんで、私の父が初代幹事です。私と妻は東京北ローターアクトクラブのメンバーでした。妻の父も東京北ロータリークラブのメンバーでした。ロータリー一家の中で生まれて育っております。

 本日は、ガバナーとして、RI会長の本年度の方針を伺いに国際協議会に行ってきた報告を致します。

 今年の国際協議会は1月19日から25日までサンディエゴで行われました。世界525地区から、ガバナーエレクトとパートナーを含め1500人以上の人が集いました。来年1月はフロリダで開催予定ですが、コロナの影響でもしかするとZoomでの国際協議会になるかもしれません。

 一週間缶詰になって研修を受けました。その中日の夜には各国ごとにまとまって舞台でショウをします。日本人グループは東京五輪音頭2020を踊りました。皆さんから大変良い評判を頂きました。

 RIのホルガー・クナーク会長は、2020-21年度テーマを「ロータリーは機会の扉を開く」と発表しました。

 “ロータリーとは、クラブに入会するというだけでなく、「無限の機会への招待」である” “私たちのあらゆる活動が、どこかで、誰かのために機会の扉を開いています”と言っています。

 今年のマークは誇りのシンボル。ロータリーゴールド、ローターアクターを示すクランベリーレッド、ロータリアンのカラーであるロイヤルブルーで構成されています。 ところで、皆さんはRIの「ビジョン声明」をご存知ですか。

 「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています」

 2017年に採択されたこのビジョンの下に2019年から5年間、行動することが決議されています。ロータリーには115年の歴史があり、現在は200以上の国に120万人の会員がいる大規模な組織です。生まれた場所や話す言葉が違っても、私達は、この基本理念やビジョンの下に結ばれています。そして、世界中のロータリアンの意見をもって作られています。私達も、世界の中の、日本のロータリアンとして、実現できるように行動しようではありませんか。
• より大きなインパクトをもたらす
• 参加者の基盤を広げる
• 参加者の積極的なかかわりを促す
• 適応力を高める

 この4つの行動計画は2019年から5年間のテーマです。テーマに沿った2020年度年次目標は次のようになります。
◆より大きなインパクトをもたらす
1.ポリオを根絶しロータリーの役割を強調する
2.2025年度までに恒久基金を20億2500万ドル(222億円)とし、年次基金とポリオプラスへの寄付を増やす
3.地区補助金、グローバル補助金、ポリオプラス、ロータリー平和センターにインパクトを与える
4.人道的なプロジェクトの世界的な実績を向上させるため、政府機関との機会も含め、新たなパートナーシップを築く

◆参加者の基盤を広げる
5.新クラブと革新的なクラブ(Eクラブ、パスポートクラブ等)および参加者の参加経路を立ち上げることにより、また、既存のクラブにおける新会員の入会を促進することにより、参加者の増加と多様化を図る
6.ロータリーに入会する女性会員、40歳未満の会員、ローターアクターの数を増やす
7.世界を変える行動人としてのロータリーとロータリアンの認知を高める

◆ 参加者の積極的な関わりを促す
8.インターアクト、ローターアクト、ロータリークラブ会員、その他のロータリー参加者と積極的に交わる
9.全ての参加者、特にロータリークラブとローターアクトクラブの間の協力を増やす
10.人道的プロジェクトの世界的な実績を向上させるため、新たなパートナーシップ(政府、行政等)を築く

◆適応力を高める
11.ロータリーのリーダーシップ(ガバナー補佐、地区研修リーダー、地区委員)に明確な責務を与える
12.ロータリープログラムの活動に焦点を定めつつ、コロナ禍において活動をバーチャルで行うか、あらゆる健康上の懸念を考慮しながら活動を行う

 これら12の年次目標もできることを数多く取り入れ、行動していくことが重要です。以上のようなビジョンと行動計画を基盤にしつつ、今年は「ロータリーは機会の扉を開く」ことをテーマに、1年一緒に活動していきましょう。

次に、地区の年次目標です。「ロータリーを楽しんで仲間を増やす」ことを、地区の目標とします。実現のために
・退会防止
・会員増強
・公共イメージの向上
・ロータリーデーの開催
の4つを掲げました。
 当初3つでしたが、6月にガバナー補佐が集まった時に「コロナ禍で退会者が大勢出るのでは」と急遽、退会防止を入れました。6月末の集計で2580地区の退会者は120人でした。これは大体毎年出ている数で、その意味ではコロナ禍で増えた訳ではありません。しかし、今後まだ退会者が出る可能性は十分にあります。ホルガー・クナーク会長は、「退会防止のために年会費を安く設定しなさい」と言っています。そうすれば退会せずに済むかもしれない。仕事がなくて困っている方がいれば協力してほしい。皆で食事をしなくてもよいEクラブを分区単位で作って、退会しそうな方をEクラブに誘うこともいいと思います。または、モーニングクラブ、ティータイムクラブを作ってもいいのかもしれません。それから、世界にはローターアクトがそのままロータリークラブなるところもあります。そういう方法で新たなクラブを作ることも考えられます。

 私の今年のテーマは「何が何でも会員増強」です。2500地区(北海道東部地区)には、1万人当たり14.5人のロータリアンがいます。2580地区の中の沖縄は1万人当たり2.7人です。日本の平均は7.03人で、我々2580地区の東京は3.68人と日本平均の半分で、日本の34地区の最下位という残念な状況にあります。

 私はガバナー・ノミニーになって3年の研修を受ける中で、この数字を毎回見せられました。こんちくしょうと思う訳です。それで、何が何でも会員増強をと思いました。

 隣の2750地区、東京の南半分は7.34人と全国平均を超えており、我が地区の倍いるのです。最初にこの地区が別れた時は同数程度でした。人口も2580地区のほうが多いのです。皆さんも自分のクラブの現状を知っていただきたい。そのためには、会員データの整備、My ROTARYへの登録推進です。My ROTARYへ登録していただくと客観的に色々なことがわかります。

 2580地区が一番ビリの34番目から33番目になるためには、500人増強しないと上がれません。これは1年間ではさすがに難しいので、5ヶ年で一番下から1ジャンプしようという中長期計画をしています。各クラブが人数を20%アップしないと500人になりません。

公共イメージの向上
 シンボルマークのルール、使用カラーのルール、文字(フォント)のルールが決まっています。これらはブランドリソースセンターを活用していただくとわかります。

 ロータリーの旗、実は新しい旗に統一しないといけません。そうしないと、「ロータリーの友」にせっかくの活動の写真を載せようとしても、古いロゴを使用している場合は掲載できなくなります。今のロータリーの旗に変えていただければと思います。

 マスメディア、新聞、テレビでロータリーをたくさん扱ってくれれば助かりますが、なかなかそうもいきません。皆さんにはSNS(FaceBook、Twitter、Instagram)で情報を発信していただきたい。できれば公共イメージ委員会を作っていただきたいと思います。

ロータリーデーの開催
 今年は、ロータリーデーの分区単位での開催をお願いしています。

各クラブへのお願い
1. 会員データの整備とマイロータリーの登録推進。
 9月頃までに例会時に2、3回このための時間を割いて下さい。
2. ロータリー財団、米山奨学金への寄付。
財団は1人当たり230ドル(25,000円)、米山は1人当たり20,000円の寄付をぜひお願いしたい。

 国際ロータリー第2580地区 2020-21年度 地区組織図
 皆様に資料としてお配りした2020-21年度の地区組織図ですが、大きく3つの点が従来と違っています。1つ目は、縦の組織と横の組織が役割によって別れています。縦はライン、横はスタッフになっており、左横は諮問系、右横は実働系に分類しました。

 2つ目は組織名称の変更です。2017年11月RI理事会にて決議されたものです。クラブ奉仕をクラブ運営支援委員会に変更しました。

 最後は、奉仕プロジェクトグループです。社会奉仕委員会、国際奉仕委員会、青少年奉仕委員会の3つを併せた組織体です。2580地区では職業奉仕は別格との認識で今回は別にしてあります。