卓話


チャレンジ110−新たなる10年に向けて−

2021年9月15日(水)

チャレンジ110担当理事 林 克昌君


 7月7日の新年度初例会以来、緊急事態宣言による例会休会が続き3か月が過ぎようとしておりますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

 本年度、私はチャレンジ110理事並びに委員長を仰せつかっております。東京ロータリークラブでは、現在までに2つの10年プロジェクトを完遂してまいりました。一つは、国際ロータリー100周年を記念するプロジェクトとして2000年からスタートし、2010年に完遂した『カンボジア地雷除去活動(ロータリークリアランドプロジェクト)』です。そしてもう一つは、2020年の東京ロータリークラブ創立100周年に向けて、新たなる10年に亘る奉仕プロジェクトを検討している矢先、2011年3月に発生した東日本大震災に端を発し、被災した地域の母子、子育て支援を目的として取り組んだ、チャレンジ100『東北すくすくプロジェクト』です。どちらのプロジェクトも東京ロータリークラブの奉仕活動にふさわしい10年プロジェクトでした。

 2020年10月に100周年を迎え、新たなる100年に向けてスタートを切った東京ロータリークラブが2021年から2030年の10年間で取り組む新たな奉仕プロジェクトがチャレンジ110です。濱口道雄前年度会長と小島陽一郎会長より、会員の皆さんから幅広くご意見を伺って新しい奉仕プロジェクトを決定することを仰せつかりました。そこで、本年度に先駆けて5月から、平井正修副委員長をはじめとするチャレンジ110委員会のメンバーの皆さん、そして指名委員の皆さんと共に、昨年度5月からチャレンジ110プロジェクト検討委員会を開催し、チャレンジ110をどのように進めていくか、そして何に取り組むか検討を始めました。

 プロジェクト検討委員会では、皆さんから大変すばらしいご意見を多々賜りました。その中で、やはり国連が定めた2030年に向けたアジェンダ、SDGsをベースにして、私達が取り組むべき奉仕活動を考えること、そして、前記した2つの10年プロジェクトに倣って、その奉仕活動に共に取り組むパートナーを見つけることが大切であるとの結論に達しました。その上で、本年度の前半にいくつかの取り組むべき奉仕プロジェクトを決定し、パートナーを見つけ、まずはチャレンジ110をスタートしましょうとプロジェクト検討委員会でメンバーの皆さんにお話したのですが、いかんせん、7月12日に始まった緊急事態宣言は延長に延長を重ね、また、私の不徳の致すところも重なって、現状、ほとんど進展しておりません。

 一方で、8月の理事会において、チャレンジ110委員会としては今年度中にいくつかの奉仕プロジェクトをスタートさせたい旨のお話をさせていただいたところ、小島会長より、やはりチャレンジ110は東京ロータリークラブが取り組むにふさわしい奉仕プロジェクトを一つ選び、10年間じっくり取り組むべきであるとのご意見を賜りました。そんな折、ある会員の方から、「『障害者の方々の就労支援』に取り組んでみてはどうか?」とのご提案を頂きました。私たちは今年、東京パラリンピックで、障害者の皆さんが高度な技術を獲得、或いは技能を開発し、驚くべきパフォーマンスを発揮する場面を目の当たりにして感動しました。パラリンピックを参考に、障害者の皆さんが、ご自身の得意なこと、秀でた能力を最大限に生かし、プロフェッショナルとして仕事が出来、高く評価される職場環境を作ることに、チャレンジ110として取り組んでいくということです。私はこのご提案を、職業奉仕を標榜する私たちの活動にふさわしいものであると感じました。このようなプロジェクトであれば、多くの会員の皆さんに積極的にご参加いただけるかとも存じます。

 皆さんからのご意見も賜ることが出来ましたら幸いに存じます。ご意見は私宛に直接、或いは東京ロータリークラブ事務局宛にお寄せください。会員の皆さんからの幅広いご意見をお待ち申し上げます。何卒宜しくお願い申し上げます。