卓話


会長挨拶・幹事挨拶
理事・役員紹介

2011年7月6日(水)の例会の卓話です。

弦間 明会長
太田清文幹事

会長就任挨拶

弦間 明君


 皆さんこんにちは。前会長の茂木さんからのバトンを受け,本年度の東京ロータリークラブ会長を仰せつかりました弦間でございます。

 第92代会長として,ロータリアンの皆さん,水野副会長,太田幹事,両副幹事,理事の皆さん,そして委員長の皆さんのご協力を頂戴するとともに,事務局の皆さんのお力も拝借し,しっかりと努めて参りたいと思っております。何卒,よろしくご協力をお願い申しあげます。

 さて東京ロータリークラブは,1920年10月20日「奉仕の理想の実現」という理念のもとに誕生し,昨年,創立90周年という大きな節目を迎えました

 2011年度は創立100周年に向けたNext 10Yearsのスタート年度であり,また,国際ロータリー第2580地区は水野さんのガバナー年度でもあることから,本年度を大変重要な年度に位置づけております。

 まず,簡単に私の経歴をお話させていただきます。
 1934(昭和9)年山梨県の桃源郷の町,一宮町,現在の笛吹市に生まれ,小・中・高校時代を山梨県で過ごしました。その後,大学進学のため上京し,卒業後,1959(昭和34)年に資生堂に入社しました。資生堂では,国内営業部門を中心にキャリアを積み,1982(昭和57)年から1987(昭和62)年までイタリアの現地法人で責任者として活動しました。そして,1997(平成9)年からは,会社人生の総仕上げを,社長として経営に携わり,会社を率いて参りました。現在は相談役の立場におり,資生堂で52年間活動させていただいております。

 私がひとつのご縁をいただき東京ロータリークラブに入会し,クラブの奉仕活動に参加することになりましたのは1992(平成4)年7月であります。早いものでロータリアンとして19年間在籍させていただいております。

 営利企業と社会奉仕連合団体という一見性質の違う組織に身をおいて,19年になりましたが,あらためて振り返ってみますと,職業人としての企業活動とその経験を生かした社会奉仕活動は,自分の中では全く矛盾することなく融和できたようであります。その根源には,私が所属している会社の歴史・文化と企業理念があったからではないかと思っております。

 資生堂の創業者は,「事業とは金儲けではなく,公益を増進するための営みであり,その持続性,永続性のため,お客さまに『より多くの価値』を創造・提供し,次の活動の原資となる『適正な利潤』を生み続けなければならない」と説いております。
 この言葉には,企業はまさに「社会の公器」であるとの考えが込められており,「公器」としての会社のあり方が創業以来の理念に盛り込まれ,140年近くにわたって企業活動と社会奉仕活動を両立するよう努めてきたのであります。

 「会社」と「社会」を一体のものとして考えられる環境に恵まれていたことは,経営者として,また一人の人間としての人格形成に役立つ貴重な機会であったと思っております。

 さて,東京ロータリークラブの創立100周年にむけたNext 10Yearsのスタート年度にあたり,熟慮の結果,東京ロータリークラブ運営の基本的理念・活動方針を「もっとよいロータリークラブの実現を目指す」とさせていただきたいと考えております。この「もっとよい」という言葉は,誠にシンプルではありますが,私はこの言葉に次の3つの想いを込めております。

 まずはじめは,東京ロータリークラブの
●ブランド,ビジョン,ミッション,スタン
 ダードなどを生み出す創立の精神
次に
●固有のアイデンティティ・歴史・伝統・文
 化・誇りを受け継ぐ尊重の意志
そして最後に,
●慢心することなく新たな成長・発展・進化・
 創造を追い求める持続の意志
であります。

 さらに申しあげれば,良きロータリアンが集い,良き活動を展開することで,もっとよいクラブに昇華するという革新の意志をも込めております。
 この想いを意志に,意志を言葉に,言葉を実践にと高め,実践から新たな奉仕のよろこびを見出し,更なる社会愛につなげていく考えであります。

 カルヤン・バネルジー国際ロータリー会長は,2011年度の国際ロータリーのテーマとして「こころの中を見つめよう,博愛を広げるために」を表明しております。さらに,「『出でて奉仕』し,世界で博愛を広げよう」とも述べられております。

 東京ロータリークラブの基本的理念・活動方針,そして,国際ロータリーのテーマを受け,東京ロータリークラブの2011年度の活動テーマは,「奉仕の理想と実践で,新たなよろこびと愛を」といたしたいと思います。

 私は,創立の理念を原点とし,世界の平和と人類の幸福を想定し,さらにそれを先取りする形で,ロータリアンの奉仕の理想を実践すること,そして,奉仕の活動を愚直に積み重ねることが,新たなよろこびと愛を広め続けるものと私は確信しております。
 次に,重点的な活動として,
●水野ガバナー年度の支援
(1)東日本大震災の被災地の若者を支援す
  るためのプロジェクト チャレンジ100
(2)国際大会
(3)地区大会
●会員の維持拡大
●米山奨学会の支援強化
●クラブライフの充実強化
●東京ロータリークラブ“らしさ”のさらなる
 追求
を明るく,楽しく,美しく,推進してまいります。

 ここで,東京ロータリークラブ会長として,ロータリアンの皆さんにお願いしたいことがございます。それぞれの仕事や時間的な制約などで,例会にご出席いただけない時もあろうかと存じますが,是非とも出席率100%以外の皆さまには,昨年度よりも一度でも多く毎週水曜日12時30分からの例会および各種諸行事にご出席をいただきたいのであります。

 また,積極的にご出席・ご参画いただくことで,経験や個性あふれる多様な友人との友情の輪を広げていただき,その広がりが,東京ロータリークラブの広く深い確固たる組織力につながるとともに「奉仕の輪」をさらに大きくしていくものと考えております。

 この「奉仕の輪」を最大限に活かすには,「カネ」「モノ」中心の支援だけではないと考えております。プロジェクトによっては,ロータリアン自らが現場へ出向き奉仕活動を実施する「ヒト」「コト」「ジカン」の支援が,重要かつ有効な手段として「奉仕の理想」の実現につながっていくものと考えております。
 繰り返しとなりますが,私はロータリアンの皆さんが,東京ロータリークラブでの活動を通じて,
●思いやりの心を持ち,社会のために尽くす
 ことを知る「奉仕の理想」,
そして,
●他人の喜びを自分の喜びにする「奉仕のよ
 ろこび」
を実感していただき,社会のために尽くす人のつながり,すなわち奉仕の輪を広げていくことで,道徳心のある人がひとりでも多く存在する,もっとよい社会の実現へと結びつくことを期待しております。

 最後となりますが,本年度一年,ロータリアンの皆さんのお知恵とお力をお借りし,会長としての務めを全うし,東京ロータリークラブの90年の物理的,心理的な資産とともに100年にむけての着実な歩みを進めて参りたいと考えております。
 ロータリアンの皆さんのさらなるご支援とご活躍をお願いしまして,会長就任の挨拶とさせていただきます。

幹事挨拶

太田清文君


 弦間新会長のもとで,幹事を務めさせて頂きます太田清文です。幹事さんというと髪が黒々で清新なイメージですので,少し照れくさくも感じます。同じロマンスグレーでも弦間会長の張りのあるお顔を拝見すると,男性用化粧品をもう少し早く使用していれば…と,悔やんでおります。

 初めに前年度の幹事としてご活躍頂きました黒田さん,副幹事をご一緒頂きました大盛さん,次々と難題が押し寄せての1年間お疲れ様でした。また,いろいろご指導を頂きまして誠に有難うございました。

 そして,私をサポートしてくださいます今年度の副幹事には,小島陽一郎さん,鹿島光一さんにお願いを致しました。次年度には小島さんが幹事をお引き受け下さることになっています。

 私は印相学宗家に生まれ,社会修行のため産経新聞社政治部記者を経て宗家六代目を継承し,1992年2月に入会いたしました。「印と花押の製作」という珍しい職業分類で,光栄に思いましたのは,当時,ロスターに掲載されていた分類表のファインアートに,東山魁夷さん,森繁久弥さんの名が並んでいたことでした。

 これまで私は,ロータリーとは友をつくり楽しむものだと,思っておりました。といいますのは,1997年に義理の父がRI理事を務めたことから,RI国際大会に参加して,多くの熱心なロータリアンと知り合う楽しみができまして,また2000年に発足した「ロータリー囲碁同好会」の役員に加えられて,毎年,秋に全国囲碁大会を,春には韓国と台湾との対抗戦にいそしんでおりました。

 先ほど,弦間会長より今年度のテーマとして「奉仕の理想と実践で,新たなよろこびと愛を」とご提示がありました。諸先輩方が90年に渡り築かれてきた歴史と伝統のある東京RCだからこそ,またこの難局の年だからこそ,示しえるテーマだと考えます。

 今年度は水野ガバナー年度の本番であり,創立100周年事業に向けての新たな第一歩の年となって,加えて東日本大震災の復興支援プロジェクトという大きな課題を背負う大変な年度となりました。こんな折の幹事役です。「たまにはロータリーで汗をかいてみなさい」との仰せだと思っております。

 主要な事項について,ご案内致します。今年度の課題は,何をおいても水野ガバナーの支援です。そこで支援担当理事を竹中さんにお願いして,チャレンジ100,地区大会,国際大会の3委員会が新設されました。

 チャレンジ100は「ポスト地雷」を受けて東京RCにふさわしい新プロジェクトに取り組むこと,100周年に向けて10年後を見据えながら,慎重に検討を重ねているところです。方針が固まりましたら会員の皆様にご意見を伺います。

 地区大会委員会は,IMと地区大会を担当します。IMは11月9日の水曜日に,新宿のハイアットリージェンシーを会場に開催するため,目で見える形で水野ガバナーの応援に努めようと,例会後にバス2台をチャーターする予定ですので,会員の皆様の多くのご参加をお願いいたします。

 地区大会は来年2月22日水曜日の13時から,この帝国ホテル2階の孔雀の間で行われます。ホームグラウンドでの開催です。全員登録,全員参加を目標といたしますので,皆様には例会後に歩いて大移動をお願いして,水野ガバナーが主役の地区大会を大いに盛り上げたいと考えております。この日だけ例会は12時開会です。

 RI国際大会は来年5月6日から9日までの4日間,タイ・バンコクで開かれます。国際大会委員会は地区と連携して早くも航空機とホテルの手配に乗り出しております。本日ご案内の通り,国際大会参加に向けてクラブを挙げて動き始めましたので,できれば来年5月の連休は奥さまと共にバンコク行きをご検討ください。

 さらに,お願いしたい点は,会員の増強と出席率の向上です。弦間年度は会員数322人,平均年齢68.7歳でスタートします。長い不況の影響などで当クラブも会員が減少しております。幸いにも,この8月までに10人前後の入会者を予定しておりますが,減少傾向を押しとどめるのは会員皆様のご協力なしには成し遂げられません。今,箱島新理事を中心に入会手続きのスピードアップや増強策を進めています。これはという方がいれば,是非ご紹介ください。

 出席率は70%を下回ることが多くなってきました。都内には,早朝や夕方開催のクラブもありますのでメイクアップも積極的に行って,お一人お一人の意識改革で出席率の向上にご努力をお願い致します。同時に各種会合にもご参加ください。関東大震災を契機に東京RCは目覚めたそうです。どうか,よろしくお願いいたします。

 また,恒例の行事としまして,10月19日に東京RC創立91周年記念例会,12月14日に例会兼クリスマス家族会,来年1月11日に正月の初例会,2月15日に国際RC創立107周年記念例会が予定されております。実りあるクラブライフを目指し,ご家族の皆様も加えてきずなを深めて,100周年に向け歩み出したいと思います。ロータリーソングを耳にしながら育った会員もいらっしゃいます。ご子弟,お孫さんをぜひクリスマス会やローターアクトにお誘いください。

 お願いついでに,ロータリーバッジをお忘れなく。それと,新たにメニューに加わる中華は少しカロリーが上がりますが,カロリーを増すと美味しさも上がるそうですので,ご期待ください。

 最後に,クラブの運営を実質的に支えて下さる事務局のスタッフをご紹介いたします。事務局長の山田さん,そして事務局の関根さん,滝澤さん,日向野さんは2月に結婚されて蜂谷さんの姓になりました。さらに例会受付をお願いしています田島真理さん,田島悦子さん,青木さん,エレクトーンの演奏をして頂いている小林さん,同時通訳の佐々木さん,筆耕の武山さん,そして帝国ホテルの吉本さん,渡里さんも,これから1年お世話になります。皆さんのお力をお借りして,微力ながら全力を尽くすつもりですので,どうぞよろしくお願い申しあげます。