卓話


イニシエーションスピーチ

2月16日(水)の例会の卓話です。

 原 信義君
 中山 悠君 

第4043回例会

自動ドアとともに45年

建物用装置販売 ナブコシステム株式会社
 原 信義 君

 将来は炭鉱の経営者になることだけを夢見て、昭和31年大学を卒業と同時に伯父の経営していた炭鉱に就職していましたが、エネルギー改革により石炭の時代が去り、わずか4年と6ヶ月で転職せざるを得なくなりました。ちょうどその頃、東京で工務店をやっていた伯父のほうから「自動ドアを販売する会社」を新しく始めたので、見込みのない炭鉱に見切りをつけ、是非とも新しい仕事を手伝ってくれないか、住む家を用意して待っている、とのありがたい誘いがありましたので、一大決心をし昭和35年秋、親子3人で逆Uターンして上京してまいりました。そして、東京ドアエンジン株式会社(現在のナブコシステム株式会社)に次長として入社し、社長を補佐する業務全般を任されましたので、無我夢中で新しい分野の仕事に全力で取り組んでまいりました。

 日本における建築用自動ドアの歴史は、株式会社ナブコ(現在のナブテスコ)が1953年(昭和28年)に米国のナショナル、ニューマチック社と技術提携を行い、空気圧式の自動ドアを国産化したのを手始めに、油圧式から純電気式にいたるあらゆる自動ドアを次々と開発し、昭和32年より専門の販売施工会社を設立し積極的に全国的な販売を開始したのが始まりです。

 私が入社したナブコシステム株式会社は、ナブコの東日本地区(静岡から北海道)の発売元として昭和32年11月に会社が設立され、1年目がわずか5台、2年目が25台、3年目が84台と少しずつ販売実績を積み重ねながら創業期の種まきがやっと終わり、いよいよこれからだといった、社員が30名足らずの小さな企業でございました。その当時は欧米から輸入されていたリクソン、スタンレー、トーマックスなどの舶来品がライバル商品として存在し、我々国産品のナブコとの間で競合していましたが、数年間でこれを駆逐することが出来ました。

 しかし、その後まもなくいろんな国産のメーカーが次々と数多く誕生し業界に参入してまいりましたので、昭和49年の春、「自動ドアの健全なる普及と発展のために」まず販売会社と施工会社が中心となって「全国自動ドア協会」を創立し、その後2〜3年してからメーカー各社(現在12ブランド)が正会員として加わり、それに支部会員、賛助会員などが参加して除々に充実した協会に育っていき、昨年めでたく創立30周年を祝うことが出来ました。

 この間、特に技術部会においては、「品質基準」「施工基準」「保守基準」などを次々と制定しその普及に注力しながら「自動ドアの知識」なる教科書を発刊するなど、自らの手で技術者の養成に努力を払ってまいりました。又、旧労働省との協力のもと技能検定制度をスタートさせることができ、国家検定の自動ドア技能士(1級、2級)をこれまでに3千数百人誕生させています。

 ここで世界の自動ドアの現状について申しあげます。唯今、地球全体で年間30万台の需要があると云われていますが、その内の半分の15万台が毎年国内で取り付けられています。日本はいつの間にか世界最大の自動ドア大国に成長しているわけです。これには金融機関に採用されたという日本だけの特徴があります。都市銀行をはじめあらゆる金融機関に採用された事が、自動ドアの普及に拍車をかけることになりました。そして、自動ドアの90%以上が引き戸でございますが、古くから障子、襖に慣れ親しんでいる日本人にとっては、何の抵抗もなく引き戸の自動ドアが取り入れられていったのでしょう。

 そして、銀行を先頭に、ホテル、病院、空港、工場のあらゆる扉に次々と採用されるようになり、大きなものはジャンボの格納庫のドアや、造船所の屋根開閉装置、特殊なものでは原子力研究所の放射能遮蔽ドア、上野動物園などの動物の住みかの間仕切りのドア、ごみ焼却場、し尿処理場、火葬場の炉前のドアなど、あらゆるところで自動ドアが活躍しています。

 昨年3月26日、大型回転の自動ドアで事故がありました。事故の後、関係官庁はいち早く「事故防止対策に関する検討会」を立ち上げられ、6月末には「自動回転ドアの事故防止対策に関するガイドライン」を公表されましたが、当協会では、この「ガイドライン」に沿って「大型自動回転ドアの安全対策マニュアル」を作成し、自動回転ドアの改善と事故の再発防止に向けて真剣に取り組んでいます。そして、この事故の教訓を一般の自動ドアにも反映させるべく協会内に安全委員会を中心としたプロジェクトチームを立ち上げ、自動ドアの安全性に関する研究と検討を引き続き実行しながら、自動ドアが便利で、快適に、安全で、そして安心して使っていただけるよう、これからも精一杯の努力を続けていかねばと思っています。

 石炭屋から転職して45年、これまで歩いてきました自分自身の人生を振り返りながら、自動ドアの普及と発展に多少なりとも貢献できたかなあと感じている次第です。

食品としての牛乳・乳製品

明治乳業蝓‖緝充萃役会長
 中山 悠 君

 今日は食品としての「牛乳乳製品の素晴らしさ」についてお話をさせて頂きます。

 先ず牛乳は「完全栄養食品」であるということです。私たち人間は自らの生命の維持に必要なものは全て食物として摂取しなければ生きていけません。このような人間に、神様が唯一の食べ物として下さった「乳」は、パ−フェクトな食べ物であり、その「乳」に最も近いのが「牛乳」であるから、牛乳も人間としてはほぼ「完全食品」といってもよいと考えます。次に牛乳は様々な可能性を秘めた食品であるということです。20世紀において牛乳は、機能性研究、感染防御機能や免疫系の調整機能、整腸機能等の数多くの研究が行われてきました。これらの知見を踏まえ皆様の健康改善にお役に立てそうなことを三点ご紹介したいと思います。

 一つ目は「Ca源として牛乳をどうぞ。特に食事の時に一緒に飲むことをお薦めします。」です。日本人の平均的食生活のなかで、長年ずっと不足しているのがCaです。Caを補足するためには、牛乳乳製品がよいと言われていますが、なぜ牛乳が他の食品より良いかと言うと、それは牛乳中のCPPと言う蛋白質の働きによって、一緒に食べた他の食材のCaの吸収も高めることができ、食事全体のCaの吸収率を高めることができるからです。

 二つ目は「牛乳乳製品を摂ってダイエットしよう。さらに米飯で血糖値が上がるのが心配な方は一緒に牛乳を飲めば血糖値を抑制できる。」です。最近では、食事の質を全てカロリ−で評価するのは適切ではない、目的に応じた物差が必要であるということが言われており、色々な物差が研究されています。その一つは栄養素密度です。これは百KCAL当たりの栄養素量を示すもので、ダイエットする人、反対に食の細い方にはこの物差が大切になります。これについて牛乳は高いレ−トを示しています。もう一つが、グリセミック・インデックス、GI値です。血糖値の上昇度合をブドウ糖との比較値で示すもので、GI値が高いと血糖値が上昇し易く、低いとインスリンの分泌が抑制されることを示します。例えば米飯採食時、牛乳を一緒に摂ると米飯単独の時よりGI値は30%低くなります。何れも新しい考え方ですが、これにより牛乳乳製品が見直され、その評価が更に高くなっています。

 そして三点目は、「長寿を願うなら毎日ヨ−グルトをどうぞ。」です。バイオテクノロジ−、分子生物学の分野で、人間の生命について多くの研究がなされ、その中で、百年前のメチニコフ博士の不老長寿説も考え方としては高く評価されてきています。それは「人間の腸内には、約百種類、百兆個の細菌が住み着いている。この細菌の集団、即ち腸内フロ−ラの状態が、善玉菌(プロバイオティクス)と、プレバイオティクス(プロバイオティクスの餌となる物質、オリゴ糖等)とが共存する状態(シンバイオティクス)になると、整腸作用が働き、健康状態を守ることができる。」という訳です。このプロバイオティクス、善玉菌の代表格がヨ−グルトを作る乳酸菌です。そしてヨ−グルトの素材は牛乳であり、その中にはプレバイオティクスを多く含むので、ヨ−グルトを毎日食べられることが、腸内フロ−ラの改善に繋がり、不老をもたらすことになる訳です。

 最後に、酪農乳業界あげて取り組んでいる、「3−A−DAY運動」の紹介をさせて頂きます。現在、食生活改善キャンペ−ンとして、一日に三回、又は一日に三種類の牛乳・乳製品を食べて健康になろうという活動をしています。「ヘルシ−、ビュ−ティ−、アンド、ダイエット」をコンセプトとして展開したいと考えています。皆様も是非、ご参加下さい。
                             以上
















オーストラリア・メルボルン地区RI百周年イベントへのTV会議参加報告
2005年2月12日(土)10:40 am〜11:20 am
神谷町アメリカ商工会議所内TV会議施設
水野 正人

オーストラリアのヴィクトリアン・ロータリー・クラブを中心に5つのヴィクトリアン地区のメンバーがRI 100周年を記念して2月12日(土)に開催したロータリアン約2000人のウォーク・パレードがあり、その終着のメルボルンのフェデレーション広場で世界各地域のロータリークラブと大型スクリーンでインターネット回線を使いTV会議を企画し、東京ロータリークラブとして参加しました。

 南アフリカ・ダーバン・ロータリー・クラブ、シカゴ地域、東京、インド・マドラス・ロータリー・クラブの順に各クラブ紹介とRI 100周年の記念事業について話をしました。

 東京ロータリークラブはクラブ紹介とRI 100周年を機に創立の理念について再考し、職業倫理、CSRを啓発し、特別プロジェクトでは100周年の鐘の点鐘例会、ワシントンRCとのツインクラブ登録、ワシントンRCとの共同事業としてエキストラ・マイル・プロジェクトへの参画、RI 100周年として特別に1000万円を拠出するカンボジアの対人地雷除去活動などについて話をしました。

 現地から日本・北海道からのロータリー交換留学生「クミ」さんが日章旗を持って画面に登場し、元気な様子を話してくれました。

 この会議は5元中継になるので、東京からシカゴに世界大会の週末はシカゴ・ホワイトソックスの試合の有無を尋ねたところ、ホストとしては4000枚のチケットを押さえているので予約をすれば観戦できると歓迎を表意されました。

 会議は40分ぐらいのものでしたが参加クラブに時差はあるものの地域を越えてのロータリーに対する連帯が生まれ大変有意義なひと時でした。