卓話


クラブ奉仕活動について

2021年2月3日(水)

クラブ奉仕理事 堀 一久君


 1920年10月20日に日本で初めてとなる「東京ロータリークラブ」が設立されてから、創立100周年という記念すべき節目の年度に、クラブ奉仕理事を仰せつかりました。クラブ奉仕は、ロータリークラブの本質であります「奉仕と親睦」を活動の原点とし、8つの委員会が組成されています。

 前年度の竹中会長年度の期中に発生した新型コロナウィルスの影響により、前年度は2020年3月4日から6月24日までの間、計14回の例会休会を余儀なくされるという未曽有な環境が続く中、2020年7月より濱口会長年度がスタートしました。

 新年度からは何とか例会は再開されたものの、やはりコロナ禍の影響は避けられず、例会の出欠を取らずにノーカウントとするなど、イレギュラーな対応は避けられませんでした。昨年7月から12月末まで、全22回の例会を休会することなく開催しましたが、この間の出席者は会員340名に対し、出席者平均が144名、出席率42.3%となり、従来の出席率を15ポイント以上下回る状況となりました。

 かかる状況下、クラブ奉仕の各委員会では例年にないイレギュラーな対応についての方針協議に終始しました。一例を挙げますと「親睦活動委員会」については、ビジター受付やテーブルマスターの休止、創立記念夜間例会、クリスマス家族会、誕生会など飲食を伴う会合は全て中止となりました。

 「プログラム委員会」では、感染拡大防止の観点から卓話でのゲストスピーカーの依頼を控え、10月までの卓話をイニシエーションスピーチへ変更し、新入会員の皆様のご協力を仰ぎました。

 「食事委員会」では、やはり感染防止の観点から7月から9月までお弁当形式での食事の提供となりました。10月より通常形式に戻したものの、十分な感染防止策を施す上での提供とし、更には前述の出席率を勘案し、例会のクオリティーアップと帝国ホテル様への業務支援を目的に、今後の食事の内容を軽食から通常食への頻度を高める協議も進めました(3月以降、例会再開後に実現されます)。

 また、「クラブ会報委員会」では、本年1月6日より例会休会となりましたが、今年度のクラブテーマである“つながりを実感する”ために、休会時においても週報を継続して発行する編集作業を続けています。

 さらに、「IT・HP委員会」では、ホームページへの“会員専用ページ”の新設に加え、現下の状況を鑑みた上で例会のライブ配信化の構築を鋭意進めています。これにつきましては、3月以降の例会再開と同時に、どうしても出席が叶わない会員の方に向けて会員限定でライブ配信を行う予定です。

 昨今、全世界がコロナ禍に翻弄されておりますが、東京ロータリークラブにおいても、本来あるべき奉仕と親睦の活動が遮られています。しかしながら前述にあるように、各委員会においては今おかれた環境に真摯に向き合い、今までにない最善の策を講じていただきました。各委員会の委員長をはじめ、副委員長・委員の皆様の奉仕の精神に心より感謝申し上げる次第です。

 このような情勢の下、昨年10月21日には創立100周年記念例会兼祝賀会が立派に開催されました。規模を大幅に縮小されながらも300名を超える出席者となり、たいへんメモリアルな素晴らしい祝宴でありました。私も入会以来これまで帝国ホテル様の美味しい料理をたくさん楽しませていただきましたが、この100周年祝賀会の帝国ホテル様と𠮷兆様のディナーコースはこれまでで最高の料理であったと感動致した次第です。やはり、帝国ホテル様の美味しい料理を会員の皆様と共に食することで親睦を図る。これこそが東京ロータリークラブの親睦の本質であり、100周年のスローガンである「原点に立つと未来が見える PARTICIPATE!」の原点であると再認識した次第です。

 一方、時代の変遷とともに未来も見据えなくてはなりません。100年前、米山梅吉翁をはじめとする先人の方々は、創成期においてどのような未来を見据えていたのでしょう? 今、このような環境であるからこそ、この100周年のスローガンこそが我々が与えられた使命であり、新しい様式も踏まえて「つながり」を継続していくことが、これからの「奉仕と親睦」のあり方ではないかと感じた次第です。

 東京ロータリークラブの未来に向けて、これからも守り続けるものと進化させていくものを構築し、次の100年に向けた奉仕と親睦の在り方を探求していくと同時に、いつの日かまた会員の皆様全員と手を繋ぎ、ソングリーダーの指揮の下「手に手つないで」を大きな声で合唱する日が必ず戻ってくることを心より願います。