卓話


2021年3月3日(水)

社会奉仕理事 蒲野宏之君


 現下のコロナ禍において社会奉仕活動による貢献が求められるところ大であります。濱口道雄会長年度における社会奉仕活動として、まず今年度開始前の令和2年6月9日に地区社会奉仕委員会の茂木正美次年度委員長(当時)から送られてきた7月13日締め切りのアンケートへの回答がありました。アンケートの内容は、社会奉仕事業が地区のニーズに基づいているか、奉仕の実感を得られているか、クラブの活性化につながっているかを基本に各クラブの社会奉仕事業への関わりを問うものでした。

 このアンケートの集計を基に、令和2年9月3日午後2:45〜5:15に中央分区・武蔵野分区・多摩分区・地区社会奉仕全体会議がZoom形式にて開催されました。茂木地区社会奉仕委員長から上述のアンケート結果の報告があり、アンケートに回答した47クラブから、マスク37,428個、フェイスシールド11,624個、防護服3,500個が寄贈され、寄贈先としては地元の医師会、医療機関、市役所・区役所であったとのことでした。また前年度の「新型コロナウィルスに対する医療貢献事業(フェイスシールド寄贈)」へは63クラブが協力し、フェイスシールド44,160個が東京都医師会と沖縄県医師会に寄贈されたとの報告も併せてありました。この他、地区内の各クラブによる社会奉仕事業の事例などについて報告がなされました。

   他方、東京ロータリークラブでは年度初めの令和2年7月9日に濱口会長が関係理事等に声をかけ、前年度に立ち上げられたコロナ基金を有効に活用するためには、いかなる支援策が東京ロータリーらしい援助になるかについて意見交換がなされました。社会奉仕委員会としても例年の社会奉仕団体への寄付先の決定などのための10月、11月の定例の委員会開催時に、コロナ基金の活用策への貢献という観点から、委員の皆様にどのような具体策があるかについて意見をいただく機会を設けました。その折、皆様からは、コロナに苦しむ医療機関などのニーズを探り、2580地区内の千代田区か沖縄県の医療団体や研究機関に寄付をしたらどうか等の意見が寄せられました。

 また、当クラブ社会奉仕委員会の活動としては、10月に開催した第1回目の委員会に於いて、コロナ禍のため積み残しとなっていた前年度後半期分も合わせ今年度に各団体から寄せられていた16件の援助依頼中、ロータリー希望の風奨学金へ50万円、社会福祉法人カリヨン子どもセンターへ20万円など合計10件、総額225万円の援助を理事会に答申することを決め、理事会で承認を得て実施をしました。

 そして、11月の第2回目の委員会では、令和3年4月21日(水)に予定されている社会奉仕例会の卓話者を子どもの貧困に対する支援団体であるNPO法人リトルワンズの代表理事である小山訓久氏とすることにしました。

 一方、コロナ基金の有効活用については、令和2年11月25日開催の第1回クラブフォーラムで濱口会長から医療器具などのモノの支援の他に疲弊する芸術活動への支援もあり得るのではとの言及がありました。さらに濱口会長の主催の下で令和3年1月27日に理事等関係者からなるコロナ基金検討会が開催され、出席者の皆様から様々なアイディアが持ち寄られ、次回までにそれら提案を基礎づける情報を持ち寄ることとなりました。そして2月17日に検討会が再度開催され、いくつかの支援案を個別に検討して、最終的に沖縄県の病院に人工呼吸器を4〜5台寄付するという方向に収斂されました。

 この他、当クラブの社会奉仕活動としての環境保全の分野では、六鹿正治環境保全委員長が秋に3回の委員会を開催し、環境保全のテーマを水害対策も含めた渋谷再開発とし、卓話者と環境保全見学会の企画を立てられたのですが、コロナ禍により実現を見ておりません。

 これら活動を通じ、陽の当らない人々に手を差し伸べるロータリークラブの社会奉仕活動はますます重要性を増すとの感を深くしております。