卓話


上半期最終例会

2005年12月28日(水)の例会の卓話です。

会長 永島陸郎君

 本日は、2005年の最終例会でございます。今年7月に、水野会長よりギャベルを引き渡されて、会長が務まるものか不安を抱いたままの出発でした。それから早くも半年が経過いたしましたが、宮内会長エレクト奈良副会長、浅野幹事をはじめとする、役員・理事の皆様のご協力と、事務局の的を射たクラブ運営に支えられて本日を迎えることが出来ました。皆様に心より感謝申しあげます。

さて、2005年度はRIの輝かしい創立100周年を終えて、新しい時代への第一歩を踏み出しました。世界の政治、経済、社会の情勢は刻々と大きく変化しており、そのような環境の中でロータリーは、ロータリアンは、どう在るべきかが問われております。そして、我々ロータリアンは、RI創立の基本に立ち返り、良く考え、自ら行動を起こすことが大切な時を迎えました。

RIのステンハマー会長は「世界のロータリアンと共に、第二の新たな100年史の第一頁を書き始めたい」と言われています。また、「ロータリーには新しい風が吹いていますが、その風は継続性と呼ばれるもので、ロータリアン一人ひとりが奉仕の理想に向って、いつも同じ方向で活動を行うことが大切である」とも言われています。

ここで改めて、ロータリーの定義を述べてみますと、『ロータリーとは、人道的な奉仕を行いあらゆる職業において高度な道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業および専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体である』と、そうロータリーの「いろは」には記されています。この定義は素晴らしく、基本に立ち返り実践しなくてはならないものと思います。

ところで、近年、我々の身近で起こっている現象や事件は、遥かに想像を絶することばかりです。これらの報道に接する度に嘆かわしく、ついつい、テレビに向ってまで声を荒げてしまうこともあります。

また、日本の経済は回復基調にあり、政治も変わっていく期待感はあるものの、国家の方向性や国民、特に子供たちの将来はどうなるのか、皆目見当がつきません。

ひところ、日本では組織と個人の関係は「全体があって個がある」という認識が当たり前でした。その後、個の確立により、個の自立を尊重する「個があって全体がある」という認識に至るまでに、かなりの時が必要でした。この、全体と個のバランスがあってこそ、社会は進歩し、発展するものと思われます。しかし、日本では「個の確立」が利己の確立の域を出ていないと思われる現象も散見されています。近年の現象や事件は、それを裏付けているのではないでしょうか。

そうした中で、ロータリアンとして何を、どう行動すべきでしょうか。こうした状況の中で、東京ロータリークラブは日本のロータリークラブの先駆者としての自覚と誇りを持ち、基本に立ち返り、その素晴らしさを更に伸ばし、『知人から友人へ』をモットーに、親睦を図り奉仕の理想に向かって、進んでいくべきと考えます。

そして、円滑なクラブライフを築けるように、私ども役員、理事一同は努力して参る所存でございますので、明年も会員皆様のご協力をどうぞお願い申しあげます。

最後に、東京ロータリークラブの皆様が、ご家族と共に明るく希望豊かな新年を迎えられますことを祈念申しあげて、年末最終例会のご挨拶とさせていただきます。