卓話


救世軍あれこれ

2015年3月4日(水)

救世軍 司令官
勝地次郎君


 救世軍は、世界の126の国と地域で伝道活動や各種の社会福祉、医療、学校教育等の活動を行っております。1865年に、プロテスタント・メソジスト派の牧師であったウイリアム・ブースによって、イギリスの東ロンドンで働きが始められており、今年は、創立150周年を迎えております。これを記念して7月には、全世界から約1万6千人が東ロンドンに集まり、万国大会が開かれることになっていますが、その大会テーマは「全世界を贖う限りない恵み」(Boundless The Whole World Redeeming)であり、ここにこそ、救世軍がどのような団体であるかが良く示されていると言えるでしょう。ブースの心にあったのは「万民の救い」であり、キリスト・イエスの恵みによって、どんな人でも救われ、新しい心を得、有用で幸福な人生を送ることができるということであったのです。

 救世軍の「ミッションステートメント」では、「分けへだてなくすべての人々のニーズに応える」ことを記していますが、この使命の実現を図るかのように、創案されたのが、社会鍋募金と言うことができるでしょう。この独特の募金スタイルは、日本で考え出されたものではなく、そのルーツは、アメリカのサンフランシスコにあります。1894年、今から約121年前、アメリカは不景気の只中にあり、貿易はふるわず、サンフランシスコ在住の幾百人もの船員たちも失業し、その家族は非常に苦しい生活を送っておりました。その窮状を知った救世軍士官(ジョセフ・マクフィー大尉)が発案したのが、三脚に船員キャンプ用の黒壷をつるして募金を行うという方法でした。彼は、クリスマスが近づいたある日、オークランドとアラメダの繁華街の入口にそれを立てて「救世軍のスープ接待にご協力ください」という看板をぶら下げたのです。この募金方法は多くの人々の心を捉え、コインが黒壷の中に投げ入れられたと伝えられています。全米中に広がったこの募金方法は、日本では1909年(明治42年)、失業者救済対策のために街頭募金を行う際に導入されました。スープ壷の代わりに、年越し雑煮をイメージし、鉄鍋をつるすようになったこの募金は「集金鍋」「慈善鍋」「社会鍋」と名前を変えながら、昨年で105回目の募金を行っております。託していただいた善意のお金は、地震、風水害等の緊急災害時の救援及び支援、年末における児童・母子支援、生活保護家庭支援、街頭生活者支援等の活動のために用いさせていただいております。

 2011年3月11日に発生した東日本大震災の折には、世界中の救世軍からも、救援資金が送金されており、現時点で約9億円に相当する各種の支援活動を行わせていただいてきております。救世軍は、軍隊的組織を取り入れて活動を行っていますが、著名なビジネス・コンサルタントであり、経営学の神様と言われたピーター・ドラッカー氏は、経済紙「フォーブス」1997年8月11日号で「救世軍は全米で最も効率が良い組織」と評価しました。

 第一次世界大戦の折、フランスの戦場で疲れきった世界各国の兵隊たちに、救世軍は熱いコーヒーと甘いドーナッツを配りましたが、これにより、当時はほとんど知られていなかったドーナッツの味が、戦後、母国に帰った兵隊たちによって、世界各地に広められたと言われています。2001年のアメリカ同時多発テロでは、救助作業員に対する食事の提供、2014年の春に発生し始めたエボラ出血熱に対しては、感染予防のための支援と食料支援などを行ってきています。救世軍は1947年に国連経済社会理事会(ECOSOC)において、特殊協議資格を有する「国連NGO」として登録されていますが、神が望みたもうより良い世界の実現を目指して、働きを進めたいと願っています。


知っている様で知らない「保険」と「宝くじ」のお話

2015年3月4日(水)

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取締役社長 小野正人君


 本日は、案外知っている様で知らない「損害保険」と「宝くじ」のお話と、「宝くじ高額当せんの秘訣」をご披露いたします。

 損害保険」と「宝くじ」の話に先だち、その共通点は?それは共に「バクチ・トバク」から発祥したという事です。有名なロイズ保険会社は、大航海時代に莫大な航海費用調達のため「大航海」という「大バクチ」のリスク分散策として、「保険」の原型スキームを考案し、巨万の富を築き上げました。「宝くじ」は胴元がお金を集め、抽選でそのお金を分配するという「トバク」そのものであり、刑法で禁止されていますが、「当せん金付証票法」という法律によって特認され、地方自治体だけが総務省の認可を受け、発行を許される特別許可事業なのです。

 まず第一部の損害保険、その中でも最も有名なのが火災保険ですが、なぜ火災保険をかけなければならないのか?その理由は、日本の法律そのものに起因しています。我国では失火に関する法律の中で「民法709条(過失責任)の規定は、失火の場合、之を適用せず」となっており、過失で失火し隣家に延焼しても火元である失火者に賠償を求めることができません。

 したがって「自分の家は自分で守る」ことが鉄則であり、そのためにも十分な火災保険をかけておくことをお勧めします。

 次にセクハラ、パワハラと保険について触れておきます。セクハラ、パワハラ行為自体は決して許されることではありません。ただ、近時のセクハラ、パワハラに係る訴訟事例から明らかなことは、提訴された会社及び経営者側にとって厳しい判決が下される判例が多くなっているということです。そんなセクハラ、パワハラの訴訟リスクをカバーするのが雇用慣行賠償保険です。

 ただし、雇用慣行賠償保険では「セクハラ、パワハラの当事者は免責」となっています。公序性維持、違法行為抑止の観点からもセクハラ、パワハラの加害者当人には適用されませんのでご注意ください。

 昨今のリスク多様化、巨大化によって従来のリスクマネジメントだけでは対応できない事態も多発しております。「保険」はこうした想定外のリスクを回避する手段として、益々その領域を拡大してきています。今や衛星打ち上げ保険からサイバーリスク保険、そして自転車保険に至るまで、あらゆるリスクをカバーする手段として広く利用されています。どうか保険を上手に活用していただき、安心安全を享受していただきたいと願っております。

 次に、第2部の「宝くじ」についてお話しします。まず「宝くじ」の当せん金は支払開始から1年を経過すると時効となり、当せん金は受け取れません。

 この時効当せん金の中には毎年1億円以上の高額当せん金も数本含まれており、1年間の累積額は200億円を超える金額となります。この巨額の時効当せん金は発売した地方自治体に納付金として還元され公共事業に使われますが、せっかくの幸運を無駄にしている人がいかに多いかを物語っています。

 又、「宝くじの当せん金については所得税を課さない」と定められており非課税となっています。ただしグループ買いの時は注意が必要です。代表者が高額当せん金を受け取り、グループの仲間に分配した場合、「贈与税」が発生します。こうした時には、共同購入者全員の分配額を記入した委任状を作成すれば、グループ全員が非課税の恩恵を受けることができます。

 次に高額当せん者しか知らないことをお話しします。みずほ銀行では1,000万円以上の高額当せん者だけに「その日から読む本−突然の幸運に戸惑わないために−」というハンドブックを渡します。このハンドブックは高額当せん者への「心構え」と「注意点」が満載の小冊子であり、幸運のバイブルとして好評を博しています。

 さて、最後に「高額当せんの秘訣」を・・・と思ったのですが、制限字数をオーバーしてしまいました。この秘訣については、例会で・・・、それでは皆さん「保険は当たらない様に」そして宝くじは「当たります様に」