卓話


会長挨拶
幹事挨拶

2010年6月30日(水)の例会の卓話です。

児玉 幸治君
柏原 和弘君

 私の会長の職務は、暦の関係で昨年7月1日水曜日から本日6月30日水曜日までと丸々1年で、無事本日を迎えることができました。

 今年度のジョン・ケニーRI会長のテーマは“The Future of Rotary is in your Hands”でした。その意味は、ロータリー活動の原点は、ロータリーの標榜する行動原理を各ロータリアンがしっかり身に付け、それを奉仕活動で実践することにあり、それがクラブの活性化と国際的なロータリー活動の発展につながるというものでした。

 当クラブは、宮内会長のときから「友の輪づくり」と「奉仕の喜び」をクラブ運営の基本方針としてきましたが、ケニー会長の考えは、この二つの運営方針と概ね合致していると思い、私の年度もこの方針を継続しました。

 私の年度はクラブ創立89周年に当たり、次年度のために90周年準備委員会を特別に設け、早めに準備に入ることにし、来る10月の記念式典に向けての準備は概ね完了しました。その中で、我々が過去10年間続けてきたカンボジア対人地雷除去プロジェクトに続く、いわば当クラブの創立100周年を目指してのビッグプロジェクトについては、地区全体のプロジェクトに発展するような内容にすべく、次の茂木年度において更に検討を続けていただくことになりました。

 地雷除去については、2月にカンボジア王国のシェムリアップで完遂記念式典が盛大に行われました。当クラブのイニシアティブに始まり、地区全体のプロジェクトとして10年間続いた事業が区切りの年を迎え、多くの方々が現地を訪問しこの事業の意義・成果を目の当たりにしました。ロータリークラブの活動として類例のないものであり、多くのクラブが参加し、長期間・継続的に行われたこの事業は、歴史的偉業であり、我々が誇りをもって語れるプロジェクトであったと思います。

 ロータリー米山記念奨学会への寄付については、過去の実績を見ると年により大きな振れがありました。そこで私の年度には、1人当たり寄付額を年間16,000円に上げ、安定的に寄付を確保できるようにしました。米山奨学会の問題は、お金だけの問題ではありませんが、近年寄付額が減少し受入れ留学生の人数が減少していることも事実ですので、人材の育成、国際的人的交流の活発化、つまり、友の輪づくりの強化になるかと思います。お陰様で、前年度に続き1,000万円の寄付を達成することができました。

 会員増強問題は、現在の経済情勢下ではどこのクラブでも頭の痛い問題です。当クラブでも、ピーク時に比べかなり減少していますが、近年は皆様の御協力によりかなり善戦しています。今年度は6月上旬までは何とか久しぶりにプラスで行けるかなと思いましたが、月末までに御逝去の方や退会者があり、若干のマイナスで終了しました。

 昨年10月の第1回クラブフォーラムでは、昨年中国に設立された米山学友会の幹部,楊廣平さんをお招きし、学友会の活動についてお話を伺いました。これで米山学友会は韓・台・中の東アジア地域に全て出来上がったことになります。これらの組織との友の輪作りをどう進めるか、当クラブとしても積極的な検討が必要になると思います。

 第2回目のフォーラムでは、90周年プロジェクトと新入会員問題を取り上げました。新入会員問題は長年にわたる継続案件であり、私としましては、今や加入の是非を論ずる段階は過ぎ、どのような方々なら受け入れることができるか、その手順をどうすべきかに関心が移りつつあるように受け止めました。

 夜間例会について、当クラブ創立89周年の例会兼家族会では、「リンクス」の4人による美しいフルートの音色を楽しみました。また、RI創立105周年記念夜間例会兼家族会には、高円宮妃久子殿下にお出ましをいただき、「鳥を通じての環境保全」との演題で、沢山のスライドとともに意義深いお話を承りました。

 最後に会長をさせて頂いたが故に成就した出来事がありますのでご報告します。実は、高血圧対策として、かねて医師から減量を勧められ、本人はあれこれ努力したつもりでしたが、一向に成果が上がりませんでした。ところが、この一年間、特に後半の6ヶ月で6kg減量に成功しました。理由は二つです。第一は、会長は自席と演壇の間を頻繁に往復するため、ゆっくりしか食べられない私は、折角の食事を十分楽しまずに例会が終了してしまっていました。第二は、その分テーブル上のメニューのカロリー表に目が向くようになり、料理のカロリーについての知識が蓄積され、これが普段の食事の管理に大変役立ちました。

 この一年は、当クラブ運営の基本方針の一つであります「奉仕の喜び」を満喫させていただいた一年でした。重ねて皆様に一年間に賜りました御厚情に厚く御礼申し上げます。

 児玉会長から2007年8月に幹事のご指名を頂き、ロータリークラブの不文律として「頼まれたら断わらない」という事で引き受けさせて頂いてから、半年の助走期間と副幹事としての準備期間の1年を加えると、ほぼ2年半にわたり東京RCのクラブ運営に携わってきました。伝統あるこの東京RCの幹事という役目を通して、改めてロータリーの原点を学び、ロータリーについて考えることができる貴重な経験をすることが出来ました。

 東京RCの今年度の活動について、幹事としての報告をさせて頂きます。

 2009年度は、2009年7月1日(水)から2010年6月30日(水)までと、まさに年度の初めから終わりまでの日程で計45回の例会が行われました。

 出席率は、2009年度上半期平均67.45%(2008年度年間平均比−2.59%)となり、若干のマイナスとなっています。ご存知の通り、ロータリークラブ定款では出席率50%以上が謳われていますので、50%未満の方はロータリアンとしての「友の輪づくり」のためにも、積極的に例会出席やメークアップをお願いします。

 2010年6月1日現在、平均年齢は68.78歳(年初比+0.05歳)、会員数は入会18名、退会14名の年初比4名純増の330名となっています。

 会員増強ということでは、6月末までの入会者は合計で22名となり、年度目標を達成しましたが、6月末退会者が予想以上に多く合計で24名となり、残念ながら純増2名の年度目標の達成は出来ませんでした。

 さて、児玉会長は今年度の当クラブのテーマとして、宮内会長年度より継続されている、「友の輪づくり」と「奉仕の喜び」を挙げられました。

 知人から友人への「友の輪づくり」を行う親睦活動としては、2009年10月21日(水)に東京RC創立89周年記念例会兼家族会が行われ、会員132名、家族62名、招待・ゲスト9名の計203名が参加。余興として児玉会長のご紹介による、東京芸術大学出身の女性4人のフルートアンサンブル「リンクス」の華麗なクラシック演奏を楽しみました。

 また、2009年12月18日(金)には、東京RC伝統のクリスマス家族会が行われ、会員90名、家族139名、招待・ゲスト14名、東京RAC12名の計255名が参加。余興としては、児玉会長のピアノ伴奏により、黒澤さんを団長とする東京RC男声合唱団の合唱、東京RACの合唱が行われ、クリスマスソングを披露して下さいました。

 「奉仕の喜び」をつかむ奉仕活動としては「対人地雷除去活動」があります。この活動は、1998年度に当クラブが提唱して、当クラブ選出の徳増須磨夫ガバナーが2580地区で推進、阿部孝ガバナー年度の2000年3月の2580地区大会にて地区活動として承認され、今年で10年の節目を迎えました。

 その「対人地雷除去活動」の完遂記念式典は、2010年2月5日(金)にカンボジア・シェムリアップのル・メリディアン・アンコールホテルで行われ、東京RCより会員26名、家族23名、の計49名が参加しました。全体では2580地区から会員・家族計191名(東京RCを含む)、他地区から会員・家族計5名、東京RACより計5名、合計201名が参加して、快晴の中、盛大に式典が行われました。

 もう一つの奉仕活動としては、当クラブの初代会長で「日本ロータリーの父」と言われている米山梅吉氏の功績を記念して始められた「米山奨学事業」があり、児玉会長は「米山奨学事業の協力強化」を今年度方針の一つとして推進されました。

 その方針の一貫として、2009年10月7日(水)の第1回クラブフォーラムでは、「米山で学んだ社会奉仕」のテーマでパネルディスカションを行い、パネリストとして米山奨学会理事長の板橋敏雄さん、中国の米山学友の楊廣平さん、会員51名が参加、「米山奨学事業」への理解をさらに深めて頂けたことと思います。

 また、昨年度に初めて1,000万円を超えた「米山奨学事業」への寄付金は、本年度も1,000万円を超えました。これも会員の皆様の多大なご理解とご協力の賜物と心より感謝致します。

 第2回クラブフォーラムは2010年4月7日(水)に開催されました。テーマは‥豕RC創立90周年記念プロジェクトについて、⊃憩会員について、でした。東京RC創立90周年記念プロジェクトについては、皆様から様々な候補を挙げて頂き、新入会員については、女性会員の入会も含めて、活発な意見交換が行われました。このクラブフォーラムの内容については継続審議とさせて頂き、次年度へ引継ぎをさせて頂きました。

 最後になりますが、黒田さんには1年間副幹事として補佐役を務めて頂きましたが、次年度からは幹事としてのクラブ運営を黒田さんに引き継ぐことになります。これからの1年間は東京RCのさらなる発展のため、黒田次年度幹事への会員各位の一層のご支援とご協力をお願い致しまして、幹事挨拶とさせて頂きます。